- 日時
- 2013年3月28日(木) 8:00~14:00
- 場所
- ベトナム国・カントー市
- 主催等
- 国際農林水産業研究センター(JIRCAS)、カントー大学(CTU)(共催)
セミナー概要
国際農林水産業研究センター(JIRCAS)は、平成25年3月28日(木)、ベトナム国のメコンデルタに位置するカントー市において、現地で実施中の気候変動対応プロジェクトのうち、「低炭素型農村社会の構築」に係るセミナーを開催しました。このセミナーは、毎年2回、定期的に現地で開催しているもので、今回は、プロジェクトで取り組んだバイオガス・ダイジェスター(BD)によるCDM事業が昨年8月に国連CDM理事会に登録され、本年4月以降に企業からの出資を得て実施に移される予定であることから、今後の具体的な活動の進め方及び関連する調査の最新の成果等について関係者間で意見交換することを目的として開催されました。
セミナーには、CDM事業の推進者となるキーファーマー(KF)、プロジェクトの共同実施機関であるカントー大学(CTU)等から、総勢51名の参加がありました。
セミナーでは、まず、JIRCASの松原副PLからプロジェクトの進捗及び今後の予定について説明した後、CTUからKF育成及び研修の進捗状況、地域資源利用の一環として取り組んでいる農家敷地内にある雑草のBD原料利用試験等に関する発表がありました。その後、3名のKF代表者からKFの役割と心構えについて説明があり、意見交換が行われました。
また当日は、これまで研修や実地により技術を身に付けたKFの技術力を評価するための試験も行われました。試験をクリアした32名のKFに対して、JIRCASとCTUからKF認定証が授与されました。今後は、彼らが中心となり、CDM事業が実施される予定です。