2011年度 JIRCASの動き

インドシナ農山村プロジェクトオープニングワークショップの開催報告

「インドシナ農山村における農家経済の持続的安定性の確立と自立度向上プロジェクト(略称:インドシナ農山村プロジェクト)のオープニングワークショップを開催しました。会議は本研究プロジェクトの共同研究に参画するラオス国家農林研究機関(NAFRI)及びラオス大学、ラオス農林省、ラオス外務省、ラオス計画投資省、在ラオス日本国大使館、JICA、農業環境技術研究所及びJIRCASのプロジェクト参画研究者等が参集しました。

南スーダンSPLM副幹事長がJIRCASをご訪問

平成23年9月28日、Dr. Anne Itto Leonardo南スーダンSPLM(Sudan People’s Liberation Movement)副幹事長がJIRCASを訪問されました。

イネ創生プロジェクト研究におけるいもち病ネットワーク研究に関するキックオフミーティーング、およびアジア作物学会におけるワークショップ「Rice innovation for environmentally sustainable production systems」開催報告

第7回アジア作物学会は、アジア地域を中心とする栽培および育種研究者が約280名が参加してインドネシア、ボゴール市で2011年9月27日~30日の日程で開催されました。JIRCASの両会議は、9月28日の午前と午後に分かれて、アジア作物学会の一貫として行われました。

第10回産学官連携推進会議への出展報告

平成23年9月21日(水)~22日(木)に東京国際フォーラムで「我が国の復興・再生に向けた産学連携の促進」をテーマに開催された「 第10回産学官連携推進会議」の展示ブースにおいて、「不良環境での生産に向けた多用途型サトウキビ品種の開発」及び「オイルパーム廃棄木から効率的エタノール変換技術の開発」についてパネルを出展し、JIRCASの研究成果の広報を行いました。

「タイ科学技術博覧会2011」への出展報告

タイ科学技術省が主催する「タイ科学技術博覧会(National Science and Technology Fair 2011)」が、2011年8月6日(土)~21日(日)の間、バンコク市内のBangkok International Trade and Exhibition Centre(BITEC)で開催されました。本博覧会には、JIRCASは2007年から毎年出展しており、本年もJIRCASのタイにおける研究成果を展示するブースを、日本パビリオン内に出展しました。

発展途上国のための温室効果ガスと循環型農業に関するJIRCASシンポジウム開催報告

農林水産省技術会議事務局の地球規模課題国際研究ネットワーク事業において、JIRCASがハブ機関となって、「農業分野における温室効果ガスの排出削減・吸収に関する技術開発」(温室効果ガス(技術会議))と題する国際共同研究を実施しています。その中で、畜産分野については、畜産由来の温室効果ガス削減研究に関しての国内コンソーシアムを構築するとともに、東南アジア地域に応用可能な技術開発を行い、家畜由来のメタン排出を削減することを目標としています。その一環として、SAADC2011(発展途上国のための持続的畜産業に関する国際会議)のサテライトシンポジウムとしてJIRCAS主催で本会議を開催しました。

JIRCAS-Tigrayプロジェクトスタートアップ会議報告

「エチオピア・ティグライ州における、温室効果ガス排出削減に資する持続的な農村開発手法の開発プロジェクト」開始のための、スタートアップ会議を開催しました。会議は、当研究プロジェクトの共同研究に参画するエチオピア農業省、エチオピア農業研究機構、ティグライ州農業農村開発局、メケレ大学、ティグライ農業研究所、JIRCASの研究者・行政職員他、エチオピア側関係者ならびに日本大使館、JICAをはじめとする日本側関係者が参集しました。

ASEAN+3バイオマスエネルギーフォーラムへの出展報告

平成23年7月12日(火)~13日(水)に幕張メッセ(千葉市)で開催された「第4回ASEAN+3バイオマスエネルギーフォーラム」に伴う企画展示に参加し、JIRCASのバイオマス研究紹介を行いました。

熱研一般公開2011開催報告

熱帯・島嶼拠点では7月3日(日)に一般公開を実施しました。来場者数は、657名で、子供連れの家族が多い状況でした。開催当日は天候にも恵まれ、10時の開始時には百数十名の来場者でにぎわいを見せていました。来場した多くの市民のみなさんに熱研のミッション、研究活動等をわかりやすく説明し、理解してもらうことに努めました。

第21回熱研市民公開講座開催報告

今年度、初めての「熱研市民公開講座」を6月16日に石垣市で開催しました。講演者は、JIRCAS アフリカサバンナ農業プロジェクトの大前 英 主任研究員で、「アフリカサヘル・サバンナ地域における肥沃度管理~マメ科作物と有機物の有効利用~」をテーマに講演してもらいました。

在来テナガエビの生態特性の解明に基づく漁獲規制規則施行に関する現地説明会 -ルアンプラバン県シアン川流域-

昨年度に生産者、行政、研究が一体となってテナガエビの具体的資源管理・保全に関する漁業規制規則が策定されたことを踏まえて、その漁業規制規則を円滑で実効あるものとするために、当該村のみならず周辺村への周知徹底を目的に現地説明会を開催しました。地元生産者を始め、ルアンプラバン県の行政担当者など総勢80名を超える参加がありました。さらに、本会を通じて村と地方行政の意識および主体性を高めることもできたことも大きな収穫と言えます。

平成23年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞を受賞

熱帯・島嶼研究拠点の杉本明特別研究員が、平成23年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞(技術部門)を受賞しました。

温暖化稲作サブプロジェクト第1回年次会議

気候変動対応プロジェクトの温暖化稲作サブプロジェクトの第1回年次会議を、5月5~6日に国際稲研究所(IRRI)で開催しました。

JIRCAS-カントー大学キックオフ事前会議

「気候変動に対応した開発途上地域の農業技術開発プロジェクト」開始のため、キックオフ事前会議を開催しました。会議は、カントー大学のLe Viet Dung副学長からJIRCASの新プロジェクトを歓迎する挨拶が行われた後、プロジェクトリーダー から「気候変動対応プロ」の概要について紹介した後、各サブプロジェクトの副リーダー4名から、メコンデルタに関する研究計画についての詳細な説明を行いました。