在来テナガエビの生態特性の解明に基づく漁獲規制規則施行に関する現地説明会 -ルアンプラバン県シアン川流域-

関連プログラム
農村活性化
国名
ラオス

昨年度に生産者、行政、研究が一体となってテナガエビの具体的資源管理・保全に関する漁業規制規則が策定されたことを踏まえて、その漁業規制規則を円滑で実効あるものとするために、当該村のみならず周辺村への周知徹底を目的に現地説明会を開催しました。地元生産者を始め、ルアンプラバン県の行政担当者など総勢80名を超える参加がありました。さらに、本会を通じて村と地方行政の意識および主体性を高めることもできたことも大きな収穫と言えます。

日時
2011年6月14日
会場
ルアンプラバン県パクシアン郡ナプー村
主催・後援等
国際農林水産業研究センター、ラオス農林研究所、ラオス水生生物資源研究センター、ルアンプラバン県畜水産局、ルアンプラバン県ナルワン水産試験場

会議概要

昨年度に生産者、行政、研究が一体となってテナガエビの具体的資源管理・保全に関する漁業規制規則が策定されたことを踏まえて、その漁業規制規則を円滑で実効あるものとするために、当該村のみならず周辺村への周知徹底を目的に現地説明会を開催しました。地元生産者を始め、ルアンプラバン県の行政担当者など総勢80名を超える参加がありました。さらに、本会を通じて村と地方行政の意識および主体性を高めることもできたことも大きな収穫と言えます。
この漁業規制規則は、前「熱帯・亜熱帯水域の生物資源の持続的利用及び水産養殖技術の開発」のプロジェクトでの研究成果に基づいて制定されたものであり、今年8月に施行されます。これによってテナガエビの資源管理・保全施策が軌道にのれば、一気に他地域に広まる可能性があります。そのため、本規制規則に関わる動向は地方行政のみならず国家行政レベルでも注目を集めています。英語版全国紙のビエンチャンタイムズを始め、国営ラオス放送でも取り上げられたことは、まさに本会の注目度の高さを示すものです。

Fig. 1 現地説明会の様子

Fig. 2 洞窟河川前にてテナガエビ禁漁の立て看板設置の記念撮影

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