2026年8月25日に開催された2026年度農業農村工学会学会賞授与式において、国際農林水産業研究センター(国際農研)の大倉芙美研究員(農村開発領域)が農業農村工学会賞研究奨励賞を受賞しました。
研究奨励賞は、農業や農村に関する学術・技術の発展に大きく貢献した優れた研究成果に対して授与される賞です。今回の受賞は、大倉研究員がインドネシア、カンボジア、ラオス、日本で取り組んできた「水田農業における灌漑用水の反復利用と水配分に関する一連の研究」が高く評価されたものです。現地調査や水の流れの分析、コンピューターを用いたシミュレーションを組み合わせることで、水田地域における水の循環利用の実態や、水を効率的に分配する仕組みを明らかにしました。また、水の動きだけでなく、人々の意思決定や協力のあり方まで含めて総合的に分析した独創性の高い研究であることに加え、国内外の事例から幅広く活用できる知見を示したことが評価されました。これらの成果は、持続可能な農業水管理の実現や農業農村工学分野の発展に大きく貢献するものと認められました。

