三田学園高等学校2年生が石垣島SDGsプログラムで熱帯・島嶼研究拠点を訪問

関連プログラム
環境
関連プロジェクト
熱帯島嶼環境保全
国名
日本

令和6年1月22日(月)、兵庫県三田市の三田学園高等学校の2年生64名が熱帯・島嶼研究拠点を訪問されました。同校は「石垣島SDGsプログラム」をテーマに石垣島関連機関の見学を実施しています。

令和6年1月22日(月)、兵庫県三田市の三田学園高等学校の2年生64名が熱帯・島嶼研究拠点を訪問されました。同校は「石垣島SDGsプログラム」をテーマに石垣島関係機関の見学を実施しています。

先ず、国際農研と熱帯・島嶼研究拠点の活動と、世界の農業における窒素負荷の問題について、安西プロジェクトリーダーが講義しました。講義の最後には、7~9人のグループに分かれてもらい、窒素負荷の少ない農業と食生活を実現するために、今、そして将来何ができるのかを考えるグループワークをしました。その結果、食べ残しを減らし食品ロスを少なくする、今日学んだ窒素の問題だけでなく、様々な問題を自分から調べて考えてみる、などの意見や提案が得られました。

続いて、途上国でも施工可能な地下灌漑システムOPSISを用いた節水灌漑と適切な肥培管理の達成を目指す研究を、岡本研究員が紹介しました。また、農家圃場を再現し、特に土壌中の様々な現象を調査できる研究設備であるライシメータを用いた窒素肥料の溶脱を軽減する炭化物施用の研究について、濵田研究員が紹介しました。生徒の皆さんからは、研究内容や設備に関する質問が積極的に出されました。

今回の講義を通して、開発途上地域の食料問題や環境問題を身近に感じていただき、今後の進路を考える一助になれば幸いです。

安西プロジェクトリーダーによる世界の農業における窒素負荷についての講義

安西PLによる世界の農業における窒素負荷の紹介

グループワークの様子

地下灌漑システムOPSISについて紹介する岡本研究員

岡本研究員による地下灌漑システムOPSISの紹介

ライシメータ施設を紹介する濵田研究員

濵田研究員によるライシメータ施設の紹介

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