熊本県立宇土高等学校1年生がSSH未来体験学習で国際農研を訪問

関連プログラム
第5期中長期計画 環境 食料

令和5年12月7日(木)、熊本県立宇土高等学校の高校1年生21名と先生2名がSSH(Super Science High Schools)未来体験学習の一環で国際農研を訪問しました。同校の訪問見学は5回目です。

令和5年12月7日(木)、熊本県立宇土高等学校の高校1年生21名と先生2名がSSH(Super Science High Schools)未来体験学習の一環で国際農研を訪問しました。同校の訪問見学は5回目です。

先ず、国際農研が取り組む研究プログラムの概要やSDGsへの貢献について説明し、開発途上地域の食料問題について生徒と一緒に考えました。続いて、大髙 潤之介 研究員(生物資源・利用領域)が「肥料のムダをなくすBNI技術」と題して、土壌に与えられた窒素肥料の硝化のメカニズムと窒素肥料の過剰投与に起因する環境問題について説明し、国際農研が実施している硝化を抑制するBNI技術ついて紹介しました。
大髙研究員のミニ講演動画は、YouTube「JIRCAS channel」でもご覧いただけます。
肥料のムダをなくし地球を健康にしよう!

また、藤田 かおり主任研究員(生物資源・利用領域)が「覗いてみましょう!ラオス農村の食卓」と題し、ラオス農村部の事例を通して、世界の食料事情と持続的な栄養改善について講義を行いました。生徒たちは、魚の脂質がASEANデータベースと現地の実態とで大きな乖離があったことなどに興味を示しており、講義が終わった後も積極的に質問していました。

今回の講義を通して、開発途上地域の食料問題や環境問題を身近に感じていただき、今後の進路を考える契機になれば幸いです。

 

世界の食料問題について生徒と考察

大髙研究員の講義

藤田主任研究員の講義

BNIコムギを見学

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