福島県立相馬農業高等学校の1年生が国際農研を訪問

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第5期中長期計画

令和6年12月2日(月)、福島県立相馬農業高等学校の食品科学科1年生33人が「科学研修」の一環として国際農研を訪問しました。

令和6年12月2日(月)、福島県立相馬農業高等学校の食品科学科1年生33人が「科学研修」の一環として国際農研を訪問しました。

国際農研の研究概要を紹介した後、岡本卓哲研究員(日本学術振興会特別研究員、生産環境・畜産領域)が「世界のお米と海外渡航制度」と題して、世界(特に熱帯地域)の稲作に焦点を当て、水田の窒素固定能の強化に向けた微生物の役割や、マダガスカルで普及が進んでいる水稲施肥技術「P-dipping」について紹介しました。また、クイズ「世界で一番コメを食べている国は?」では、生徒が想定していなかった国が1位(バングラデシュ)であることや、どのようにしたら世界で起こっている食料問題を解決できるかを生徒の皆さんと一緒に考えました。

岡本さんが大学生時代に海外に行くことになったきっかけなど、自身の留学経験を交えながら、高校生が参加できる海外渡航プログラム(トビタテ!留学JAPAN)についても紹介しました。生徒からは「海外研修は思っていたより難しくなく、一気に興味が湧いた」といった感想が寄せられました。

今回の講義を通して、開発途上地域の食料問題や環境問題、特に熱帯農業を身近に感じていただき、今後の進路を考える契機になれば幸いです。

自身の留学経験を紹介する岡本卓哲研究員
自身の留学経験を紹介する岡本卓哲研究員

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