PNAS最優秀論文賞の授与式に先立ち、BNI強化コムギの研究紹介動画が公開されました

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令和4年3月に、生物的硝化抑制(BNI)強化コムギの研究が、米国科学アカデミー紀要(PNAS)より2021年の最優秀論文賞「Cozzarelli Prize」を受賞したところです。この度、本成果を紹介した動画がPNASのYouTubeチャンネルに公開されました。

令和4年3月に、生物的硝化抑制(BNI)強化コムギの研究が、米国科学アカデミー紀要(PNAS)より2021年の最優秀論文賞「Cozzarelli Prize」を受賞したところです。この度、本成果を紹介した動画がPNASのYouTubeチャンネルに公開されました。

PNAS 2021 Cozzarelli Prize Winner for Class VI: Applied Biological, Agricultural, and Envtl Sciences(PNAS YouTubeチャンネル)
https://youtu.be/Q_Bj38PsQxg

受賞した論文は、国際農研と国際トウモロコシ・コムギ改良センター(CIMMYT)等が共同発表した「Enlisting wild grass genes to combat nitrification in wheat farming: A nature-based solution(コムギ生産の硝化対策に野生種遺伝子を活用:自然に根差した解決策)」です。

「Cozzarelli Prize」は、2021年にPNASに掲載された3,476報の中から6報のみに授与されるもので、本研究は、「Applied Biological, Agricultural, and Environmental Sciences」(応用生物・農業・環境科学部門)での受賞となりました。

コムギと野生種の交配という技術的に困難な課題をクリアし、少ない窒素肥料で生産性を維持できるコムギ新品種を開発した点が高く評価されました。

本研究成果は、令和3年5月に策定された農林水産省の「みどりの食料システム戦略」の一環として有望視されており、また、同年12月には農林水産省が発表した「2021年農業技術10大ニュース」に選定されました。

授与式は令和4年5月1日(米国東部時間)にオンラインで開催される予定でしたが、授与式に代わりPNASのWebサイトで業績が紹介されています


米国科学アカデミー紀要の最優秀論文賞を受賞:BNI強化コムギの研究(プレスリリース)
https://www.jircas.go.jp/ja/release/2021/press202127

Enlisting wild grass genes to combat nitrification in wheat farming: A nature-based solution(受賞論文)
https://doi.org/10.1073/pnas.2106595118
 

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