研究成果情報

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国際農林水産業研究センターにおける研究成果のうち、成果が特に顕著で、広く利用を図ることが望ましいと考えられる成果を要約してご紹介しています。
年度ごとの国際農林水産業研究成果情報はこちら

  • 2002 世界の林産物需給・貿易に関する政策分析のための計量モデル

    新たに開発された世界林産物需給モデルは、林産物を対象とした世界に類例を見ない連立方程式体系の政策分析モデルであり、貿易自由化が森林資源へ及ぼす影響などの分析を迅速かつ容易に行うことができる。

  • 2002 浸透圧センサーATHK1を分子素材とした環境ストレス耐性植物の作出

    浸透圧センサーATHK1の遺伝子操作により、複数の環境ストレス耐性に関与する遺伝子群の発現量を操作し、乾燥、塩、低温ストレス耐性を付加した遺伝子組換え植物を作出できる。

  • 2002 南・東南アジア土着野菜の抗酸化活性の評価

    南・東南アジア土着野菜は、食品の機能性のひとつである抗酸化活性ビタミンC含量および全フェノール含量が、種類や系統によって大きく異なる。これらの知見は、土着野菜の優良系統選抜のひとつの指標として利用できる。

  • 2002 アルゼンチンにおけるダイズ急性枯死症の病原

    アルゼンチンの大豆主要栽培地帯に発生したダイズ急性枯死症の罹病植物からFusarium菌を分離し、形態学的な観察をするとともに、温室内での接種試験による病徴の再現および病原菌の再分離の結果、病原はFusarium solani f. sp. glycinesと同定される。

  • 2002 メコンデルタに適した小型籾乾燥機の開発

    本機は、ベトナム・メコンデルタの雨期に適した個別農家向けの稲籾乾燥機である。構造が簡単なので取り扱いが容易で、2tの湿籾(水分25%)を約13時間で乾燥することができる。また、胴割れ率を低く抑え、乾燥開始約5時間後の混合・攪拌操作により水分ムラを少なくすることができる。

  • 2002 西ジャワ高原野菜地帯における1年3作の短期輪作によるキャベツ根こぶ病の抑制

    西ジャワ高原野菜地帯の主要作物であるキャベツに多発する根こぶ病被害は、ニンジン、ジャガイモを組み込んだ1年3作の輪作により、初期生育が順調に保たれ、実用的に被害の無い程度の収量が得られるまで制御することができる。この効果は作付け順序を変えても変わらず、また1作期の休閑も有効である。

  • 2002 中国紅壌丘陵地帯水稲二期作地域におけるアンモニア揮散とその制御

    中国湖南省祁陽県においては、水田からのアンモニア揮散ポテンシャルが極めて高い。肥効調節型肥料の適切な利用により、アンモニア揮散による肥料成分の損失と環境負荷を大幅に軽減し、収量の維持向上と減肥の両立が可能となる。

  • 2002 ブラジルの亜熱帯サバンナ(セラード)に生育する熱帯イネ科牧草の窒素利用特性

    ブラジル亜熱帯サバンナ(セラード)で主に栽培されているイネ科牧草のBrachiaria decumbensB. brizantha窒素反応性が高い。またB. humidicolaは根の窒素吸収能力が高いため、低窒素環境での栽培に適している。

  • 2002 ベトナム・カントー省における農業開発に伴う窒素フローの変動予測

    メコンデルタのカントー省において作成された農業開発計画を基に、農業生産に関する窒素フローを推定すると、2010年には家畜糞尿として発生する窒素が59kgN/ha/yearと1999年の3倍以上に増加する。

  • 2002 ブラジルダイズの干ばつ耐性特性

    開花後1ヶ月間の雨よけ処理条件下で高い収量を示す干ばつ耐性の強いブラジルダイズ品種は、雨よけ処理期間における相対生長率を高く維持できる特性を有しており、それは葉面積比ではなく、純同化率を高く維持することによる。

  • 2002 熱帯対応型サイレージ乳酸菌を評価するための実験モデル

    長さ約2cmに切断し、乾燥した後に高圧蒸気滅菌した熱帯牧草ネピアグラス(水分および糖含量を調整)の一定量をプラスチック袋に入れ、酵母およびコリ型細菌評価すべき乳酸菌とを接種してから密封して培養する簡易なサイレージ醗酵実験モデル(改良パウチ法)は、タイでのサイレージ調製用乳酸菌を評価するための手法として有効である。

  • 2002 DNAマイクロアレイを用いたマウス肝におけるトリパノソーマ抵抗性候補遺伝子の検出

    多数の遺伝子断片をスライドグラス上に固定したDNAマイクロアレイを用い、トリパノソーマ症マウスにおける発現遺伝子を網羅的に調べることにより、トリパノソーマ抵抗性因子の候補遺伝子を検出することができ、マウス肝では169遺伝子が候補遺伝子として発現している。

  • 2002 ダイズ分子連鎖地図の作製

    ミスズダイズと秣食豆公503を両親とするF2集団190個体から作製したダイズ分子連鎖地図は、RFLPマーカー412(cDNAマーカー223、ゲノムDNAマーカー189)、SSRマーカー106、AFLPマーカー218、RAPDマーカー1、形質マーカー5から成る合計742マーカー、全長3,221cMである。

  • 2002 香り米における香り成分の生成と水ストレスによる変動

    タイの香り米(Khao Dawk Mali 105)に含まれる香り成分である2-アセチル-1-ピロリンは、水分ストレス応答物質であるアミノ酸プロリンから生成している。圃場試験において、開花後の水ストレスにより香り成分を増加させることが可能である。

  • 2002 タイ土着食用植物の抗変異原性と活性成分

    タイ土着食用植物ミクロメラム・ミヌタムモクコチョウハマネナシカズラインドセンダン及びリステア・ペティオラータは強い抗変異原性を示す。ミクロメラム及びモクコチョウに含まれる抗変異原活性成分はそれぞれ,マハニン及びバイカレインである。両物質は他に抗菌活性がん細胞増殖抑制効果等を示す。

  • 2002 中国における発酵大豆食品腐乳中のペプチドの機能性

    中国における発酵大豆食品である腐乳の抽出物には、高い抗酸化活性アンジオテンシンI変換酵素阻害活性が認められる。これらは、主に分子量1万以下のペプチドによるもので、腐乳は機能性食品としての利用が有望な食材である。

  • 2002 熱帯降雨林はゴムプランテーションに比べて優れた水保全機能を持つ

    半島マレイシア・ブキタレ水文試験地内熱帯降雨林は隣接するゴムプランテーションより土層が厚く、土壌の孔隙率及び透水性が高いため、雨水を一時的に地中に貯留し、洪水流を軽減する機能(水保全機能)に優れている。

  • 2002 ベトナム・メコンデルタにおけるオニテナガエビの稚エビ培養技術の確立と技術移転

    グリーンウオータシステム(植物プランクトン餌料)はオニテナガエビの安定種苗生産技術を可能にする効率的な稚エビ培養技術であり、飼育水を交換する必要がないので、従来システムより生産コストを低く抑えることができる。このシステムの技術移転により、2002年のベトナムの稚エビ生産量は1990年の50倍の5,000万尾に拡大した。

  • 2002 エビ類の成熟度判定技術の開発

    エビ類を用い、卵黄タンパク質全アミノ酸配列プロセシング経路および成熟過程に伴う遺伝子発現変化にもとづいて開発したエビ類の成熟度判定法により、親エビを選定できる。

  • 2002 フィリピンにおける養殖ハタ大量死はウイルス性神経壊死症に因る

    原因不明であった養殖ハタの大量死は、フィリピンで初めてのウイルス性神経壊死症(VNN)の感染発病に因るものであり、本症の確定診断は病原病理学的に可能である。