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1560. 東南アジア連絡拠点だより:タイ科学技術博覧会2026が開幕
1560. 東南アジア連絡拠点だより:タイ科学技術博覧会2026が開幕
タイ科学技術博覧会2026(Thailand National Science and Technology Fair 2026、NST Fair 2026)が、8月15日にタイ・ノンタブリ県のインパクト展示会議センターで開幕しました。NST Fairは、タイ国内最大の科学技術博覧会であり、主催者によると例年約20万人の小・中・高校生や一般来場者が訪れます。
本博覧会は、タイ高等教育科学研究イノベーション省(Ministry of Higher Education, Science, Research and Innovation:MHESI)が、科学技術への理解促進と普及を目的として毎年開催している国家的なイベントです。会場では、農業、教育、宇宙開発など幅広い分野における最新の科学技術や研究成果が紹介されています。
国際農研・東南アジア連絡拠点は、新型コロナウイルス感染症の影響で参加できなかった期間を除き、2007年から本博覧会に継続して出展しています。今年も在タイ日本国大使館が取りまとめる日本パビリオンに参加し、国際農研の研究成果である「熱帯畑作圃場における長期連用試験」と、暖地型イネ科牧草「イサーン」を紹介しています。
また、国際農研が開発に貢献したタイのサトウキビ奨励品種「DOAコンケーン4」と、発酵型米麺の液状化抑制技術については、見開き漫画形式の紹介資料を作成し、来場した小・中・高校生に配布しました。研究成果を身近に感じてもらうことを目的としたもので、多くの来場者が手に取る様子が見られました。
日本パビリオンには、国際農研のほか、科学技術振興機構(JST)、日本学術振興会(JSPS)、情報通信研究機構(NICT)、京都大学日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点(JASTIP)、東京科学大学、東京農工大学、チュラロンコン大学、折り紙ヒコーキ協会などが出展しており、日本の科学技術や研究活動を幅広く紹介しています。
NST Fair 2026は、8月23日まで開催される予定です。
(参考)
National Science & Technology Fair 2026
https://thailandnstfair.com/en/
45年超の長期連用試験から畑地土壌炭素貯留効果を解明
https://www.jircas.go.jp/ja/release/2024/press202426
暖地型イネ科牧草「イサーン」をタイ王国で品種登録
https://www.jircas.go.jp/ja/release/2024/press202415
国際農研育成のサトウキビ品種がタイ国の奨励品種に採用
https://www.jircas.go.jp/ja/release/2023/press202315
タイ発酵型⽶麺の液状化は、麺をpH 4程度の酸性に保つことで抑制できる
https://www.jircas.go.jp/ja/publication/research_results/2019_c01
文責:東南アジア連絡拠点代表 金森 紀仁