JIRCASの動き - ガーナ

社会科学領域の小出淳司主任研究員が若手農林水産研究者表彰を受賞

社会科学領域の小出淳司主任研究員が、「小規模農家のための汎用性の高い農業経営計画モデルの構築」の業績により、令和4年度(第18回)若手農林水産研究者表彰を受賞しました。

ガーナ、ブルキナファソを対象とした営農計画策定支援プログラムBFMgh、BFMbfを公開

ガーナ、ブルキナファソの小規模農家による技術選択を含む意思決定を効率的に支援するための営農計画策定支援プログラムBFMghおよびBFMbfを開発し、公開しました。

アフリカにおける低コスト水利施設マニュアルを公開

アフリカの農家が開田した水田の水路は、土水路であることが多く、強度の強い雨や水の流れにより浸食され、機能が低下することが多いです。このたび、農家で実施可能な費用が安い、水路の補強対策(被覆植物による補強、木製柵渠による補強、ブロックによる補強)について紹介したマニュアルを公開しました。

アフリカの農業研究機関の所長ら5名がJIRCASを訪問

平成29年8月28日、アフリカの農業研究機関の所長ら5名がJIRCASを訪問されました。

生産環境・畜産領域の中村智史研究員らが日本熱帯農業学会論文賞を受賞

JIRCAS生産環境・畜産領域の中村智史研究員らの論文に対し「平成28年度日本熱帯農業学会論文賞」が贈られました。本論文において、ガーナのギニアサバンナ帯および赤道森林帯の水稲作農家の土壌肥沃度管理技術に対する考え方が、各圃場の土壌肥沃度に応じて変化することを示し、各地域に応じた土壌肥沃度管理技術提案の重要性を明らかにしました。

ワークショップ “Improvement of Soil Fertility with Use of Indigenous Resources in Rice Systems in Ghana”の開催報告

JIRCASは、農林水産省大臣官房国際部国際協力課委託事業「アフリカの土壌肥沃度改善検討調査」を受注し、5年間に亘るガーナ国他における試験調査の結果、水田土壌の肥沃度の維持向上に資する新しい知見や技術を蓄積してきました。こうした学術的知見や技術について、現地において広く意見を聞くため、ガーナ国ノーザン州タマレ市の開発研究大学(UDS)において、 “Improvement of Soil Fertility with Use of Indigenous Resources in Rice Systems in Ghana”と題して、二日間のワークショップを開催しました。

KNUST-JIRCASワークショップ 「ガーナにおける効率的な水田開発の可能性」報告

ガーナ国クワメエンクルマ工科大学とJIRCASが共催して「ガーナにおける効率的な水田開発の可能性」と題してワークショップを開催しました。ワークショップは、JIRCASがガーナ国で実施しているアフリカ稲作振興プロジェクトの「アフリカに適用可能な低コスト水利施設の開発」の調査研究内容を大学関係者や開発する技術の受け手(普及促進機関)となるガーナ国食糧農業省(MoFA)、JICA、NGOと情報を共有し、今後の調査の進め方について意見交換を行うことを目的として開催されました。

「ガーナ国におけるJIRCAS研究成果発表会」

ガーナ国アクラ市にJIRCASアフリカ連絡拠点が開設されて、今年7月で丸3年となりました。その間、ガーナ国においては、稲作推進条件整備調査、肥沃度資源調査、アフリカ低湿地稲作(FS)、アフリカ内水面養殖などの調査・研究が行われ、第3期中期計画の初年度である2011年度からは、食料安定生産プログラムの旗艦プロジェクトであるアフリカ稲作振興プロジェクトおよび資源環境管理プログラムのアフリカサバンナ農業プロジェクトの保全農業サブプロジェクトがガーナ国で開始されました。 本発表会は、各個別プロジェクトの活動内容とともに、JIRCASが全体としてどのような取組をしているのかを現地の関係者に示すのが目的です。

ガーナ国水田(Sawah)ワークショップ開催報告

農林水産省農村振興局の海外農業農村地球環境問題等調査事業(稲作推進条件整備調査)による調査で、JIRCASはコメ増産計画の実現に資するため、農地やかんがい施設などの稲作生産基盤の状況を分析するとともに、ガーナ国・エチオピア国において実証調査を行っています。ガーナ国では、ガーナ国食料農業省(MOFA)、SRI・CRIがカウンターパート機関となっています。最終4年目に当たる今年度は、稲作生産基盤の条件整備手法をとりまとめ、 ガーナ国のみならず周辺諸国においても役立つ「稲作推進マニュアル」として、判りやすい冊子を作成する事としております。

ガーナ国稲作推進条件整備調査に関する技術セミナー

JIRCAS は、アフリカのガーナ国・エチオピア国において、農民自らが実施可能な、低コストで持続性のある水田整備手法を確立するため、4年間の調査を実施しています。最終年に当たる今年度は、普及員等にも判りやすい「稲作推進マニュアル」を作成する予定です。この調査の一環として、日本の機械化稲作を現地調査する4名のガーナ国の担当者(政府職員2名、農業改良普及員2名)が、直面している問題点等を紹介し、日本人専門家とともに将来のガーナ国での水田稲作について議論するため、 10月6日にJIRCASで技術セミナーを開催しました。