- 日時
- 2013年2月4日 9:00-12:00 (現地時間)
- 場所
- ガーナ国クマシ市 クワメエンクルマ工科大学(KNUST)
- 主催機関
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- クワメエンクルマ工科大学(KNUST)
- 国際農林水産業研究センター(JIRCAS)
- 参加機関
- KNUST、JICA(MoFA)、NGO、IRCAS、JIRCAS
概要
ガーナ国クワメエンクルマ工科大学とJIRCASが共催して「ガーナにおける効率的な水田開発の可能性」と題してワークショップを開催しました。
ワークショップは、JIRCASがガーナ国で実施しているアフリカ稲作振興プロジェクトの「アフリカに適用可能な低コスト水利施設の開発」の調査研究内容を大学関係者や開発する技術の受け手(普及促進機関)となるガーナ国食糧農業省(MoFA)、JICA、NGOと情報を共有し、今後の調査の進め方について意見交換を行うことを目的として開催されました。
ワークショップでは、KNUSTの工学部長から開会挨拶として「ガーナ国にとってコメは重要な作物であり、JIRCASの研究はきわめて重要であり、KNUSTとしても全面的に協力する」と発言があったのち、JIRCASからワークショップの意義やJIRCASの組織としての活動について説明を行いました。
その後、KNUSTから「クマシ市における降雨の特徴と農業生産への応用」、「Anum渓谷かんがいプロジェクトサイトにおける水田からの水の損失のモニタリング」と題して発表がありました。続いて、JIRCASから水路の侵食を抑える方法として、土壌硬化材、カバープランツ、木製柵渠に関する研究の進捗状況について説明しました。
参加者からはKNUSTやJIRCASの発表が非常に興味深いものであるという発言や、今後の研究を進める上での貴重な意見が出されました。
ワークショップを開催したことにより、水田開発にかかる関係機関における情報の共有が図られ、行政機関等との連携が図られるとともに、より実態に即した研究が推進できるようになりました。