2026年4月、国際農研は、アフリカ稲作プロジェクトの研究成果として開発された施肥技術「P-dipping(ピーディッピング)」をわかりやすく紹介する動画およびインフォグラフィックポスターを公開しました。
P-dippingは、マダガスカルの研究機関と辻本泰弘プロジェクトリーダーを中心とする共同研究により開発された、イネのリン利用効率を高める革新的な施肥技術です。本技術は国際農研の第5期中長期計画に位置づけられたアフリカ稲作プロジェクトの重要な成果の一つであり、限られた資源を有効に活用しながら稲の生産性向上を図る技術として注目されています。
国際農研では、こうした国際共同研究の成果を社会に広く伝え、その意義や価値への理解を深めてもらうことを目的に、今後、研究内容を視覚的・直感的に理解できる形で発信していくことを重視しています。専門的な内容をより身近に感じてもらうため、今回、短編紹介動画とインフォグラフィックという2つの異なる表現手法を用いました。
動画「A Simple Technique Boosts Rice Production in Africa | P dipping – Dr. Tsujimoto(辻本泰弘)|JIRCAS」では、約4分間の映像を通じて、P-dippingの仕組みや特徴、現地での効果をマダガスカルの映像とともに紹介しています。日本語・英語の音声と字幕付きで、研究者だけでなく一般の方にもわかりやすい内容となっています。
一方、インフォグラフィックポスターは、「インフォメーション(情報)」と「グラフィック(図形)」を組み合わせて、P-dippingの効果や利点を視覚的に表現したものです。カラフルで親しみやすいデザインやイラストを用いることで、研究の面白さや社会的価値を直感的に理解できるよう工夫しています。ポスターは日本語版・英語版を制作し、ウェブサイト掲載のほか展示会やイベントなどでも活用予定です。
ぜひ、動画とポスターそれぞれをご覧いただき、国際農研がアフリカの稲作振興に貢献する研究の一端を感じてください。