マダガスカル

マダガスカル(Madagascar)は、アフリカ大陸の南東海岸部から沖へ約400キロメートル離れた西インド洋にあるマダガスカル島及び周辺の島々からなる島国である。マダガスカル島は日本の国土面積の約1.5倍の広さを持つ世界で4番目に大きな島である。先史時代にゴンドワナ超大陸の分裂に伴いアフリカ大陸から分かれ、さらにその後の8800万年前ごろにインド亜大陸とも分離して形成された。(DBpediaより引用)

関連するJIRCASの動き

SATREPSマダガスカルプロジェクトの終了式典の開催

令和4年9月8日(木)、マダガスカル国アンタナナリボ市のHotel Colbert(Zoom併用)において、JICAとJSTの支援による地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム (SATREPS)「肥沃度センシング技術と養分欠乏耐性系統の開発を統合したアフリカ稲作における養分利用効率の飛躍的向上」(通称FyVaryプロジェクト)の終了式典を開催し、国際農研の辻本プロジェクトリーダーがマダガスカル農業畜産大臣から感謝状を授与されました。

マダガスカルで国際農研が開発した水稲新品種を同国大統領に紹介

2022年5月10日に実施された国際協力機構JICAの無償資金協力「アロチャ湖南西地域灌漑整備事業」の完成式典において、国際農研が実施する「肥沃度センシング技術と養分欠乏耐性系統の開発を統合したアフリカ稲作における養分利用効率の飛躍的向上(通称FyVaryプロジェクト)」で開発した水稲新品種(FyVary32、FyVary85)について、マダガスカル国大統領に説明し、同国が重要視するコメ増産への貢献に期待が寄せられました。

関連する現地の動き

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    563. 低土壌肥沃度耐性に関連するイネの遺伝子領域を発見

    マダガスカルの主食はコメであり、一人当たりのコメ消費量は世界でトップクラスですが、さらに増加しています。しかしこの国では、イネは主に小規模農家によって肥沃度の低い土壌で栽培され、化学肥料は殆ど投入されていません。その結果、コメの収量は伸び悩み、国レベルでコメの生産量と消費量のギャップが拡大しています。そこで、国際農研では国際稲研究所(IRRI)のジーンバンクから導入した遺伝資源を評価し、現地の栽培条件下でコメの収量向上に利用できる低肥沃度耐性に関連するドナー(遺伝子提供系統)と遺伝子領域を同定しました。

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    556.ゲノム予測モデルが明らかにする穀粒中の亜鉛濃度が高い品種の開発に利用できるイネ遺伝資源

    マダガスカルなどでは、主食であるコメに含まれる亜鉛(Zn)濃度は1日の必要量を十分に供給するには低すぎるため、コメを主食とする家庭で、ミネラルが豊富な果物や野菜、肉などを加えて食事を多様化する余裕がない場合には、食事からのZn摂取量が不足し、Zn欠乏症になる危険性があります。その解決には主食であるコメに含まれるZnを増やすというアプローチがあります。このような食用作物の可食部におけるZn濃度を高めるアプローチ(Zn-バイオフォーティフィケーション)は、亜鉛欠乏を緩和するための世界的な育種目標です。国際農研は他機関と共同でゲノム予測モデルにより3000点のイネ遺伝資源のコメZn濃度を予測し、その中のZn濃度が高いドナー(遺伝子提供系統)候補をマダガスカルで、実験的に検証しました。

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    533. 農業生産多様性が子どもの栄養状態に及ぼす影響

    栄養不良は、子どもたちに生涯にわたって続く大きな影響をもたらします。今回は、マダガスカルの農村を対象として、各農家の農業生産の多様性、食の多様性、そして子供の栄養状態への影響をみた論文を紹介します。
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    108. 世界野菜センター: マダガスカルの伝統野菜に勢いをつける

    世界野菜センター(World Vegetable Center;World Veg) のRitha Luoga と Sognigbe N’Danikouは、World Veg のホームページに「マダガスカルにおける伝統野菜の利用」についての記事を公表しました。著書らは、マダガスカルにおける野菜遺伝資源の保全、食料と栄養の安全保障、農家の収入向上における伝統野菜の重要性について、報告しました。

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    37.養分利用に優れた稲作技術開発でマダガスカルの食料安全保障に貢献

    マダガスカルは、豊かな生態系や珍しい動植物で知られていますが、この国の農業は稲作を基盤とし、日本の2倍以上のコメが消費されています。一方で、イネの生産性は停滞しており、農村地域の貧困削減を妨げてきた結果、マダガスカルは世界の最貧国の一つにとどまっています。イネの生産性を阻害する要因として、農家が貧しいために肥料を購入する資金が少ないこと、アフリカ特有の風化土壌に起因する乏しい養分環境をもつことが挙げられます。そこで、国際農研は、肥料と土壌からの養分供給が少ない条件でも安定的にイネの生産性を改善できる技術開発を目指し、現地研究機関とプロジェクトを実施しています。最近の研究ハイライトとして、少ないリン肥料でイネの収量を大幅に改善できることを現地農家圃場で実証しました。

刊行物

広報JIRCAS (9)

国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, 広報JIRCAS. 9 ( )

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JIRCASニュース(90)

国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, JIRCASニュース. 90 ( )

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JIRCAS Newsletter(90)

Japan International Research Center for Agricultural Sciences, JIRCAS Newsletter. 90 ( )

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JIRCAS Newsletter(89)

Japan International Research Center for Agricultural Sciences, JIRCAS Newsletter. 89 ( )

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JIRCASニュース(89)

国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, JIRCASニュース. 89 ( )

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