令和8年1月22日(木)、つくばサイエンス・アカデミー(SAT:Science Academy of Tsukuba)主催による「SATテクノロジー・ショーケース2026」が、つくば国際会議場(茨城県つくば市)で開催されました。国際農研からは2名の研究者が参加し、それぞれの研究成果を発表しました。
つくばサイエンス・アカデミーでは、2001年度から毎年「テクノロジー・ショーケース」を開催しており、つくば市をはじめ首都圏で活躍する研究者・技術者が最新の研究成果や技術を披露し、分野を超えて交流する場となっています。本年度は学生や公的研究機関などから約150件の研究成果が発表され、ポスター発表に加え、発表者による1分間プレゼンテーション(インデクシング発表)や特別シンポジウムも実施されました。
国際農研からは中村智史プロジェクトリーダー(生産環境・畜産領域)が「AIとICP分析の融合による次世代型土壌診断技術」と題し、全波長スペクトルを用いて幅広い土壌特性を一括かつ高精度に予測する技術について発表しました。この研究は昨年、論文としても発表されています。
また、小林安文主任研究員(生物資源・利用領域)は、「連鎖地図を活用してHi-Cベースのゲノムアセンブリを磨き抜く~非モデル植物キヌアの高精度ゲノム基盤~」と題して、キヌア自殖系統コレクションの多様性とゲノム基盤に関する研究成果を発表しました。
会場のポスター展示ブースでは、多くの来場者が興味深く発表を聴講しました。情報収集を目的とする研究者や学生のほか、国際農研への就職に関心を持つ外国人大学院生の姿も見られました。特に高校生の発表も印象的で、研究に対する真摯な姿勢と高い意欲が感じられました。
国際農研では、今後もこのような交流の機会を積極的に活用し、研究者の発表の場を広げるとともに、研究活動の理解促進と認知度向上に努めていきます。



