岩手県立花巻北高等学校の2年生6名が国際農研を訪問

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令和5年9月25日(月)、岩手県立花巻北高等学校の2学年生徒6名と先生1名が国際農研を訪問しました。

令和5年9月25日(月)、岩手県立花巻北高等学校の2学年生徒6名と先生1名が、「つくばサイエンスツアー」を通じて国際農研を訪問しました。

花巻北高等学校では、高校2年生の総合的な探究の時間における研究発表において、上位入賞した生徒を対象につくば研修を実施しており、実際の研究所を訪問することで、生徒たちの研究内容を発展させる契機としています。

先ず、国際農研が取り組む研究プログラムの概要やSDGsへの貢献について説明し、開発途上地域の食料問題について生徒と一緒に考えました。続いて、田中憲蔵主任研究員(林業領域)が、「熱帯雨林の多様性とはたらき」と題し、東南アジアを中心に展開している熱帯林遺伝資源の研究を通して、熱帯雨林の多様性や人類にもたらす利益などを紹介しました。また、顕在化する多様性の衰退や生態系の機能低下についても触れ、それに伴う熱帯雨林の荒廃が地球環境や私たちの生活に及ぼす影響について概説しました。

世界最大級の葉の標本や日本では見慣れないドングリなど田中主研のコレクションが並べられ、生徒さんは、標本に触れたり、写真を撮ったりしていました。今後の科学技術系の学習の中で、この分野に関心を持っていただけることを期待しています。

 

田中主研の講義の様子

実物標本の観察

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