埼玉県立熊谷高等学校の1年生37名が国際農研を訪問

令和4年11月29日(火)、埼玉県立熊谷高等学校の1学年生徒37名と先生2名が国際農研を訪問しました。

令和4年11月29日(火)、埼玉県立熊谷高等学校の1学年生徒37名と先生2名が、「つくばサイエンスツアー」を通じて国際農研を訪問しました。同校からの訪問は、3年連続3回目です。
今回も訪問人数を考慮し、午前と午後の2班に分かれて、国際農研の研究紹介を行いました。

国際農研の概要を紹介した後、田中憲蔵主任研究員(林業領域)が、「熱帯雨林の多様性とはたらき」と題し、東南アジアを中心に展開している熱帯林遺伝資源の研究を通して、熱帯雨林の多様性や人類にもたらす利益などを紹介しました。また、顕在化する多様性の衰退や生態系の機能低下についても触れ、それに伴う熱帯雨林の荒廃が地球環境や私たちの生活に及ぼす影響について概説しました。

今回は、リモートによる講義となりましたが、会場には世界最大級の葉の標本や日本では見慣れないドングリなど田中主研のコレクションが並べられ、生徒さんはネットワークを介した説明を聞きながら、興味深く触れたり、写真を撮ったりしていました。今後の科学技術系の学習の中で、この分野に関心を持っていただけることを期待しています。

田中主研の講義の様子

実物標本の観察

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