令和5年9月25日(月)、国際農林水産業研究センター(国際農研)とタイ王立森林研究所(RFD)は、首都バンコク市において、両機関とのMOUに基づいて環境適応型林業プロジェクトの「Work Plan署名式典」を開催しました。このプロジェクトは、熱帯林遺伝資源の特性評価による生産力と環境適応性の強化を目指す国際共同研究で、令和8年3月末まで実施予定です。
Work Planは「課題1:林木育種技術を活用した地域環境への適応と生産性・品質の向上に関する重要な森林遺伝資源の評価」と「課題2:チークの選抜クローンにおける木材特性に関する研究」の2つの研究課題で構成されています。課題1では、タイにおけるチークやローズウッドなどの重要な森林遺伝資源を改善するための新たな可能性を探り、その森林遺伝資源の地域環境への適応を検討します。課題2では、チークの選抜クーロンにおける木材の物理的および機械的特性の変化を評価します。
式典では、国際農研およびRFDの担当者からプロジェクト概要の説明後、Work Planの署名・交換が行われ、参加者全員で集合写真を撮影し、閉会となりました。