富山県立富山高等学校の理数科学科2年生が「東京方面研修」として国際農研を訪問

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令和5年8月2日(水)午前、富山県立富山高等学校の理数科学科2年生27名と先生1名が、「つくばサイエンスツアー」を通じて国際農研を訪問しました。

令和5年8月2日(水)午前、富山県立富山高等学校の理数科学科2年生27名と先生1名が、「つくばサイエンスツアー」を通じて国際農研を訪問しました。

富山高等学校では、生徒の科学的な思考力、探求力の育成に向けた教育活動の推進に取り組んでおり、その活動の一環として、「東京方面研修」を例年実施し、課題研究における探求活動の充実、さらには、将来の自分像を醸成する機会としています。

先ず、開発途上地域の食料・環境問題の課題を紹介し、国際農研が取り組む研究プログラムの概要やSDGsへの貢献について説明しました。生徒には、世界の食料問題を身近に感じてもらうようにクイズを出題しました。
続いて、筒井功 主任研究員(水産領域)が「私たちが食べるエビの向こう側」と題して、東南アジアのエビ養殖(集約法)の現状と課題の説明、そして、経済的に恵まれない中小・零細エビ養殖に向け、未利用生物資源である海藻の一種ジュズモと貝を活用した安価で簡単・持続的な技術を紹介しました。また、研究を進める上での様々な壁を乗り越える工夫や異分野の研究者とも協力しながら実施する意義を説明しました。

訪問の最後に、生徒と意見交換を行いました。研究者になったきっかけ、海外でのトラブル回避方法、開発途上地域での人との接し方、高校生のうちにしておくことなど、質問は多岐にわたりました。今回の訪問見学を通じて、生徒たちが社会人になった時、この日のことを振り返っていただければ幸いです。

国際農研の概要紹介

筒井主任研究員による講義

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