熱帯・島嶼研究拠点の技術支援室職員3名が創意工夫功労者賞を受賞

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令和5年4月7日、国際農研の熱帯・島嶼研究拠点(沖縄県石垣市)に所属する技術支援室職員3名(識名安輝、前津雅英、波照間雄人)が創意工夫功労者賞を受賞しました。業績名は「低コストな土壌中の溶質動態観測システムの考案」です。同賞は、優れた創意工夫により職域における技術の改善向上に貢献した者に授与されます。

文部科学省では、毎年、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者を「科学技術分野の文部科学大臣表彰」として顕彰しています。

令和5年4月7日、国際農研の熱帯・島嶼研究拠点(沖縄県石垣市)に所属する技術支援室職員3名(識名安輝、前津雅英、波照間雄人)が創意工夫功労者賞を受賞しました。業績名は「低コストな土壌中の溶質動態観測システムの考案」です。同賞は、優れた創意工夫により職域における技術の改善向上に貢献した者に授与されます。

国際農研の「熱帯島嶼環境保全プロジェクト」では、環境負荷軽減を目指した土壌中の窒素の動きに関する研究を実施しています。農地土壌を再現したカラム試験(円筒を用いる)がありますが、従来の方法では円筒の再利用ができず、再試験に費用と準備時間を要していました。今回考案されたシステムにより、円筒の再利用と準備時間の削減(従来法の8%)が両立され、さらにこれまで難しかったセンサー類の設置もできるようになりました。

本成果によって、より精緻な試験が可能となり、技術開発の加速が期待されます。国際農研では今後も本システムを活用して、環境負荷軽減技術の開発に取り組んでいきます。

受賞した3名と大前拠点所長(左端)

開発した試験用システム

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