SATREPSマダガスカルプロジェクトで整備した研究設備のお披露目式開催

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2019年5月10日(金)にマダガスカル国アンタナナリボにおいて、Lucien Ranarivelo農業畜産水産大臣、日本大使館の伊藤参事官、インド大使館のAbhay Kumar大使の臨席のもと、SATREPSマダガスカルプロジェクトで整備した研究設備のお披露目式を行いました。

2019年5月10日(金)にマダガスカル国アンタナナリボにおいて、JICAとJSTの支援による地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム (SATREPS)マダガスカルプロジェクト「肥沃度センシング技術と養分欠乏耐性系統の開発を統合したアフリカ稲作における養分利用効率の飛躍的向上」の活動推進と国際共同研究体制の強化を目的に整備した遺伝解析機器と交配温室、および土壌分析・リモセン関連機器のお披露目式ならびに相手国機関への受け渡し式を行いました。

同式典では、日本大使館の伊藤参事官とマダガスカルのLucien Ranarivelo農業畜産水産大臣から祝辞が述べられたのち、JICA事務所の梅本所長と共同研究相手機関である国立農村開発応用研究センター (FOFIFA)のLala Razafinjara所長、続いて、アンタナナリボ大学放射線研究所 (LRI)のTantely Razafimbelo所長が、JICAから各機関への機材の受け渡し署名を行いました。その後、国際農研の辻本研究代表が遺伝解析設備とプロジェクト活動に関する発表を行い、FOFIFAの研究者の案内により参加者が遺伝解析施設および交配温室を見学しました。続いて、参加者はLRIに移動し、Tantely Razafimbelo所長がプロジェクト活動と供与機材について説明したのち、LRI研究者の案内で参加者が土壌分析施設を見学しました。

農業畜産水産大臣は祝辞の中で、本プロジェクトで期待される新たな品種候補、施肥技術、土壌分析技術について、プロジェクト期間中ならびに終了後も、農業畜産水産省が責任をもって普及推進を進めていくことに言及されました。同式典には、日印連携を期待するインド大使館のAbhay Kumar大使、国立栄養局 (ONN)のLucy Solofonirina局長なども列席し、約60名が出席しました。同式典の様子は、同日のマダガスカル国営テレビ (TVM)で放送され、農業畜産水産省のフェイスブックや現地の新聞でも紹介されるなど、広く発信されました。

写真1.マダガスカル農業畜産水産大臣によるスピーチ

写真2. 集合写真

前列左からLRI所長、FOFIFA所長、農業畜産水産大臣、日本大使館伊藤参事官、JICA梅本事務所長、国際農研 辻本研究代表

写真3.参加者にラボの紹介プレゼンを行う辻本研究代表

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