JIRCAS特別セミナー「SATREPSマダガスカルの概要と共同研究機関の紹介」を開催しました

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平成30年1月30日に、マダガスカルで実施するJICA-JST地球規模課題(SATREPS)の主要な共同研究機関であるアンタナナリボ大学放射線研究所(LRI)のTantely Razafimbelo所長と国立農村開発応用研究センターのRaymond Rabeson稲作研究部長を招いて、プロジェクト概要に関するセミナーを開催しました。

JIRCASでは、今年度から、マダガスカルとSATREPS「肥沃度センシング技術と養分欠乏耐性系統の開発を統合したアフリカ稲作における養分利用効率の飛躍的向上」(FY VARYプロジェクト;2017.5-2022.5)を開始しました。このプロジェクトでは、圃場の養分特性に応じた施肥技術と養分利用に優れた育種素材を組み合わせることで、養分欠乏下でも高い生産性を実現する新たな稲作技術を開発し、その普及が農家の所得や栄養改善に及ぼす影響を明らかにします。さらに、本研究を通して、マダガスカルと日本の研究者の相互交流および人材育成を推進し、農業研究開発のための質の高い国際共同研究体制を構築します。

1月30日(火)、JIRCASの国際会議室において、マダガスカルの主要な共同研究機関であるアンタナナリボ大学放射線研究所(LRI)のTantely Razafimbelo所長とマダガスカル国立農村開発応用研究センター・稲作研究部(FOFIFA-DRD)のRaymond Rabeson部長をお招きし、本プロジェクトと相手国機関の概要に関する特別セミナーを開催しました。Tantely Razafimbelo所長からはLRIの活動紹介とSATREPSプロジェクトにおける役割について、Raymond Rabeson部長からはFOFIFA-DRDの活動紹介とSATREPSプロジェクトにおける役割について紹介があり、その後、共同研究の内容や、プロジェクトの成果の普及戦略などについて活発に議論がなされました。

写真1 JIRCASを訪問したTantely Razafimbelo・LRI所長(中央)とRaymond Rabeson・FOFIFA-DRD部長(左から2人目)

写真2 特別セミナーの様子

写真3 Tantely Razafimbelo・LRI所長の発表

写真4 Raymond Rabeson・FOFIFA-DRD部長の発表

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