生産環境・畜産領域の小堀陽一プロジェクトリーダーが、令和7年3月3日から6日にかけて米国カリフォルニア州サンディエゴ市で開催された「第11回国際総合的病害虫・雑草管理(IPM)シンポジウム」において、国際IPM優秀賞(International IPM Award of EXCELLENCE)を受賞しました。
本シンポジウムは、農業、公衆衛生、景観・森林保全分野等における最新のIPM(総合的病害虫・雑草管理)の知見を共有するとともに、ネットワーク形成や専門家養成を目的として開催されたものです。国際IPM優秀賞は、IPMの開発、社会実装、組織構築等で顕著な成果を創出した個人およびチームに贈られる栄誉ある賞です。
小堀プロジェクトリーダーは、ベトナムにおけるカンキツグリーニング病の媒介虫の移動分散能力の評価や、それに基づく病気の拡散動態のモデル化をはじめ、東南アジア諸国を対象としたIPMの開発に関する研究を15年以上にわたり実施してきました。今回の受賞は、それらの研究成果が現地における病害虫の拡散・まん延防止に貢献したこと、農家の生産性向上に寄与したこと等が評価されたものです。
シンポジウムのHP:https://ipmsymposium.org/2025/