グントゥール・ヴェンカタ・スバラオ主任研究員が食の新潟国際賞大賞を受賞
国際農研 グントゥール・ヴェンカタ・スバラオ主任研究員が「第8回 食の新潟国際賞 大賞」を受賞し、11月20日、朱鷺メッセ新潟コンベンションセンターにおいて、授賞式と受賞者記念講演会が開催されました。
グントゥール・ヴェンカタ・スバラオ主任研究員は、現代農業に欠かせない窒素肥料の多くが、土壌中の硝化菌の活動により流出し、環境と生態系に問題を引き起こすことに着目し、植物の持つ「生物学的硝化抑制(BNI)」(根が特定の物質を放出して硝化菌を抑制する)を発見し、この機能を野生コムギから導入することで、BNI強化コムギの開発に成功しました。この成果は、コムギ生産からの環境負荷の低減に向け、世界的な評価を受けていることから、大賞を受賞しました。