~関係機関の連携を通じた技術開発、社会実装の実現へ~
2024年9月27日、カンボジア国の首都プノンペン市において、本年4月に開始した水田メタン排出削減を目指すSATREPSプロジェクトのワークショップを開催しました。
ワークショップは、プロジェクトの詳細計画等について議論するとともに、カンボジアや周辺国で間断灌漑に関する事業を実施中の機関も交え情報共有を行い、今後の連携の可能性等について意見交換を行う目的で開催し、カンボジア、日本両国のSATREPSプロジェクト関係者の他、ベトナム、ラオス、アジア開発銀行、メコン河委員会、日本の農林水産省、水資源機構から関係者が参加しました。
ワークショップでは、カンボジア側共同研究機関であるカンボジア工科大学、日本側代表研究機関である国際農研、JICAカンボジア事務所、日本の農林水産省、カンボジア側代表研究機関である王立農業大学からそれぞれ挨拶が行われ、水田メタン排出削減の意義やプロジェクトへの期待が述べられました。
その後、アジア開発銀行、水資源機構、メコン河委員会からそれぞれの機関が実施中の間断灌漑に関するプロジェクトの紹介が行われました。引き続き、セッション1(水管理)、セッション2(GHGモニタリング)、セッション3(LCA・炭素クレジット)の3つのセッションにおいて、計13の発表があり、質疑応答、意見交換が行われました。
本SATREPSプロジェクトでは、今回のワークショップの内容も踏まえ、関係機関の連携を通じ、カンボジアにおける水田メタン排出削減技術の開発、社会実装を目指します。