メタン排出削減型水管理に関する技術ワークショップを開催しました

2025年9月17日、プノンペンの王立農業大学で「メタン排出削減型水管理に関する技術ワークショップ」を開催しました。ワークショップには、プロジェクトに参画している日本人研究者や関係機関の代表者、カウンターパートである王立農業大学、カンボジア工科大学の研究者のほか、カンボジアの農林水産省、水資源気象省、環境省、プルサット州水資源気象局(PDWRAM)、同州農林水産局(PDAFF)などの政府機関、国際協力機構(JICA)カンボジア事務所などのプロジェクト関係者に加え、アジア開発銀行、民間コンサルタントからも参加がありました。参加者は、現地参加が45名、オンラインでの参加が15名と大変盛況で、関心の高さがうかがえます。

ワークショップでは、日本人研究者及びカンボジア側の研究者からプロジェクトの途中経過に加え、他国での事例の紹介もあり、具体的な成果をイメージしやすくなったのではないかと考えています。また、プロジェクトから日本へ研修に派遣された2名の研究者及びJICA課題別研修「気候変動対策として有望な農業技術」コースに派遣されたカンボジアの農林水産省のスタッフから日本での研修成果について報告がありました。

今回は研究題目1の水管理を中心に開催した技術ワークショップでしたが、国際機関や民間企業関係者からの参加があったことは、水田からのメタン排出削減技術の普及に結び付くことが期待されます。引き続き、プロジェクトで取り組む技術の共有と普及展開を目指して、他の研究題目に関してもこうした機会を設けていきたいと考えています。

ワークショップの様子

ワークショップ参加者

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