イベント情報
new第3回農民水利組合ワークショップを開催しました
2025年4月22日、プルサット州ダムナックアンピル地区において、第3回農民水利組合ワークショップを開催しました。既存の水利組合(FWUC)の枠組みの下で、カンボジア初の農民水利組合サブグループ(FWUSG)を設立することが目的です。ワークショップには、地元農家、プルサット州農林水産局(PDAFF)、同水資源気象局(PDWRAM)、王立農業大学(RUA)、そして日本人研究者を含む50名が参加しました。主要な議題は、FWUSGの組織構成とその手続き、6つのブロックに分けたローテーション灌漑の方法、そしてリーダーの選出でした。参加者は、60ヘクタールのモデルサイト内の各村から2名の代表者を選定することで合意しました。FWUSGは、プロジェクトで開発する「メタン排出削減型水管理システム」を管理し間断灌漑(AWD)実施の主体となることが期待されます。
活動の様子
newICT意思決定支援アプリケーションのワークショップを開催しました
2025年4月25日および4月28日、王立農業大学(RUA)およびカンボジア工科大学(ITC)のカウンターパートおよびプルサット州農林水産局(PDAFF)でICT意思決定支援アプリケーションの活用および保守点検について、ワークショップを開催しました。
プルサット州ダムナックアンピル地区のパイロットサイトでは、2024年12月から土壌水分・ECセンサー、土壌温度センサー、気温・湿度センサー、日射量センサー、水位センサーなどの環境情報をリアルタイムで取得しており、今後のイネの生育に併せて適切に灌漑・排水を実施するためのタイミングなどの通知するICT意思決定支援アプリケーションの活用に向けて議論しました。このアプリケーションの活用のためには、現場の農家の営農情報のリアルタイムでの取得が不可欠です。いもち病などの病害警報アラートなどの活用に向け、データ収集と機器管理等について協議が行われ、今後の活動項目が提示されました。
活動の様子
水位計測制御盤12台を設置しました
2025年2月24日から27日にかけ、12台の水位計測制御盤を水田圃場(各灌漑ローテーションブロックに1ヵ所で合計6ヵ所)、幹線水路、支線水路(各1ヵ所)、3次水路(3ヵ所)、排水路(1ヵ所)に設置しました。ニュース
中村遥さんが令和6年度農業農村工学会九州沖縄支部大会においてポスター賞を受賞
2024年10月31日に福岡県中小企業振興センターで開催された農業農村工学会九州沖縄支部大会において、九州大学修士1年の中村遥さんが「水田灌漑地域における管理用水量と水管理労力の関係」というタイトルで発表を行い、ポスター賞を受賞しました。イベント情報
カンボジアで水田メタン排出削減のための国際ワークショップを開催 ~関係機関の連携を通じた技術開発、社会実装の実現へ~
2024年9月27日、カンボジア国の首都プノンペン市において、本年4月に開始した水田メタン排出削減を目指すSATREPSプロジェクトのワークショップを開催しました。イベント情報
カンボジアで水田メタン排出削減プロジェクトが始動
国際農研は、令和6年9月26日 (木)、カンボジア王国の首都プノンペン市にて、SATREPSの枠組みによる「水田メタン排出削減プロジェクト」の発足記念式典を開催しました。イベント情報
プルサット州におけるキックオフミーティングおよび農民水利組合ワークショップを開催 ~水田メタン排出削減を目指し、カンボジアの農家とともに始動~
2024年7月31日、カンボジア国プルサット州において、本年4月に開始した水田メタン排出削減を目指すSATREPSプロジェクトのキックオフミーティングおよび農民水利組合ワークショップを開催しました。ニュース
メコン河委員会の専門家グループ会合においてカンボジアにおけるSATREPSプロジェクトの概要を発表
2024年5月23日、メコン河委員会(MRC)がカンボジアのシェムリアップにおいて開催した灌漑技術に係る流域計画専門家グループ会合に国際農研の研究者が参加し、カンボジアで実施中のSATREPSプロジェクト「トンレサップ湖西部水田における広域的水田水管理システムの確立による温室効果ガス排出削減技術の開発と社会実装」の概要を発表しました。