第8回農家水利組合ワークショップを開催しました。

2025年12月2日、第8回農民水利組合ワークショップをプルサット州農林水産局(PDAFF)で開催しました。今後の間断灌漑(AWD)を実施に向け、プロジェクトサイトの農家を対象に、田越灌漑による水田間の水管理の状況を把握することが目的です。農家、政府関係機関職員、王立農業大学カウンターパート、日本人専門家・研究者など合計45名が参加しました。農家には、灌漑ブロック単位の大きな地図に、ポンプの利用状況や水田間の水のやり取りを矢印の付箋を貼ることで明らかにしてもらいましたが、実際、田越灌漑の状況は非常に複雑であることがわかりました。

また、今後のAWD実施における農家の営農に関する意思決定支援システムの構築のため、各農家のAWD実施の意向やSNSを使ったコミュニケーションの現状についてアンケート調査を実施しました。すべての農家がAWDの導入に前向きな姿勢を示す一方で、技術導入に対する不安や課題も見えてきました。

目標とするプロジェクトサイト全体でのAWD実施には、農家の協力が不可欠です。引き続き、農家とのコミュニケーションをしっかりと取っていきたいと思います。

ワークショップでの作業の様子

ワークショップ参加者

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