第2回農民水利組合ワークショップを開催しました

2024年12月12日、プルサット州農林水産局で第2回農民水利組合ワークショップを開催しました。今回のワークショップは、前回(2024年7月31日)の結果を踏まえ、プロジェクト側からモデル地区の営農の改善方向に沿った水管理方法を提案し、各種施設整備を進めるための合意形成を図る目的で行いました。

まず、国際農研の進藤特別研究員から、前回のワークショップで出された課題と解決策についてPCM手法により分析し、次に取るべき行動を提案しました。具体的には、プロジェクトで導入する予定の集合ポンプについて、農家自身が維持管理を行うほか、水配分計画の作成を進める必要があること、そのためには水利組合を組織する必要があることを説明しました。また、農研機構の人見主任研究員からは、メタンの排出削減と節水を目的に、地区内の水田を6つのブロックに分割し、ローテーション灌漑を行うことで、間断灌漑を実現する提案を行いました。

意見交換の後、これらの提案は概ね受け入れられ、農家で水利組合を組織すること、将来ポンプを導入するためのポンプピットの建設を行うこと、水需要を正確に測定するための水位計測制御盤を設置することについて合意が得られました。

ワークショップ参加者の集合写真

ワークショップの開催状況

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