カンボジアで水田メタン排出削減プロジェクトが始動

国際農研は、令和6年9月26日 (木)、カンボジア王国の首都プノンペン市にて、SATREPSの枠組みによる「水田メタン排出削減プロジェクト」の発足記念式典を開催しました。本プロジェクトは、我が国のODAにより灌漑排水施設が整備されたプルサット州ダムナック・アンピル灌漑地区を対象に、水稲の収量を維持しながらメタン排出を抑制する広域的な水管理手法と温室効果ガス削減量をモニタリング・評価する手法を開発します。開発した成果は、二国間クレジット制度 (JCM) に活用し、カンボジアが自ら決定する温室効果ガス削減目標 (NDC) の達成に貢献することを目指しています。

記念式典は、カンボジア農林水産省事務総長、王立農業大学学長、カンボジア工科大学副学長、在カンボジア日本国大使館書記官、JICAカンボジア事務所次長、農林水産省農村振興局整備部設計課海外土地改良技術室長、国際農研理事、農研機構・農村工学研究部門研究推進部長らが出席し、祝辞ならびにプロジェクトへの期待が示されるとともに、研究成果の発現と社会実装を達成するために両国関係者が協力・連携して取り組むことが確認されました。
 

プロジェクト合意文書の披露

記念式典後の記念撮影

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