メコン河委員会との共催で間断灌漑に係る地域会議を開催

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国際農研は、メコン河委員会(MRC)との共催で、2023年5月30日、カンボジアの首都プノンペン市において、間断灌漑に係る地域会議を開催しました。

~みどりの食料システム戦略のアジアモンスーン地域への展開を目指して~

国際農研は、メコン河委員会(MRC)との共催で、2023年5月30日、カンボジアの首都プノンペン市において、間断灌漑に係る地域会議を開催しました。本会議の目的は、MRCが作成中の間断灌漑のガイダンス第1稿をMRC加盟国(カンボジア、ラオス、タイ、ベトナム)で共有し議論すること、国際農研が実施している間断灌漑に関するプロジェクトの進捗を紹介することです。MRC事務局、MRC加盟各国の農業・灌漑担当者、アジア開発銀行(ADB)専門家および国際農研の総勢25名が、対面/オンラインで参加しました。


国際農研からは、南川和則主任研究員(生産環境・畜産領域)が、間断灌漑の概要と普及アプローチ、水田水管理によるメタン排出削減を通じた炭素クレジット獲得のための方法論の現状と課題、国際農研がカンボジアで取り組んでいる広域水田水管理によるメタン排出削減のための研究の進捗およびカンボジアで開始するSATREPSプロジェクトの概要を紹介しました。参加者からは、国際農研の間断灌漑の取り組みの経験や結果を引き続きMRC加盟国に共有してほしいと要望がありました。


国際農研は、「みどりの食料システム戦略」のアジアモンスーン地域への展開、国際ルールメイキングへの貢献を目指し、間断灌漑に関する研究および社会実装に引き続き取り組みます。

会議開催状況

会議参加者の集合写真

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