生産環境・畜産領域の前野浩太郎主任研究員が第19回日本学術振興会賞を受賞し、令和5年2月7日(火)、日本学士院において、授賞式が開催されました。
授賞の対象となった研究業績は「アフリカにおけるサバクトビバッタの防除技術の開発」(Development of Control Techniques for the Desert Locusts in Africa)です。サバクトビバッタ対策として使用されている農薬の散布量を飛躍的に減らす防除技術の開発に繋がる成果が得られたことに加え、上記の研究がサハラ砂漠での9年間にわたるフィールド調査と実験によってなされた点も高く評価されました。
本賞は、創造性に富み優れた研究能力を有する若手研究者を見出し、早い段階から顕彰することで、その研究意欲を高め、研究の発展を支援することにより、我が国の学術研究の水準を世界のトップレベルにおいて発展させることを目的としています。
秋篠宮皇嗣同妃両殿下、井出庸生文部科学副大臣、杉野剛日本学術振興会理事長、小林誠審査会委員長等がご出席され、お祝いのおことばを述べられました。
懇談会では、秋篠宮皇嗣同妃両殿下とおことばを交わし、労いと励ましのおことばを頂戴いたしました。