生産環境・畜産領域の辻本泰弘プロジェクトリーダーが第20回日本農学進歩賞を受賞

関連プログラム
食料
関連プロジェクト
アフリカ稲作システム

国際農研 生産環境・畜産領域の辻本泰弘プロジェクトリーダーが第20回日本農学進歩賞を受賞しました。業績名は「アフリカの栽培環境に適した効果的なイネ施肥技術の開発と普及」です。同賞は農学の進歩に顕著な貢献をした若手研究者に対して、公益財団法人農学会が表彰するものです。

国際農研 生産環境・畜産領域の辻本泰弘プロジェクトリーダーが第20回日本農学進歩賞を受賞しました。業績名は「アフリカの栽培環境に適した効果的なイネ施肥技術の開発と普及」です。同賞は農学の進歩に顕著な貢献をした若手研究者に対して、公益財団法人農学会が表彰するものです。

辻本プロジェクトリーダーは、生産現場での観測と実験を繰り返すことにより、アフリカにおける作物の生産性改善に一貫して取り組んできました。その中で、少量のリン肥料を加えた泥を苗の根に付着させてからイネを移植する施肥技術を考案し、同技術によって、施肥効率の大幅な向上と生育日数短縮による環境ストレス回避に繋がることを解明しました。同技術は、既にマダガスカルでの普及が進められており、肥料の投入量が少なく、土壌のリン欠乏や様々な環境ストレスが問題となるアフリカのイネ生産性向上に貢献できる成果として、高く評価されました。

表彰式は令和31126日(金)午後に東京大学農学部弥生講堂で執り行われました。辻本プロジェクトリーダーはマダガスカル出張中のため、オンラインで参加し、受賞講演を行いました。辻本プロジェクトリーダーの益々の活躍が期待されます。

関連URL: http://www.nougaku.jp/award/award1.2021.html

辻本プロジェクトリーダーが農学進歩賞受賞 

(マダガスカルからオンライン参加)

辻本プロジェクトリーダーの受賞講演

関連するページ