生産環境・畜産領域の辻本泰弘主任研究員が若手農林水産研究者表彰を受賞

関連プログラム
農産物安定生産
国名
日本

生産環境・畜産領域の辻本泰弘主任研究員が、令和2年度(第16回)若手農林水産研究者表彰 農林水産技術会議会長賞を受賞しました。

生産環境・畜産領域の辻本泰弘主任研究員が第16回若手農林水産研究者表彰を受賞しました。業績名は「アフリカの養分欠乏環境における効率的なイネ生産技術の開発」です。同賞は、農林水産業及び関連産業に関する研究開発の一層の発展及び研究開発に従事する若手研究者の一層の意欲向上に資するため、優れた功績又は将来の技術革新等につながる優れた研究業績があり、その将来が大きく期待される若手研究者に対して、農林水産技術会議会長が表彰するものです。

辻本主任研究員は、生産現場での観測と実験を繰り返すことにより、アフリカにおける作物の生産性改善に一貫して取り組んできました。その中で、河川氾濫原の未利用地に硫黄を施用することで、灌漑設備なしに高い収量が得られること、少量のリン肥料を加えた泥に苗を浸してから移植する簡易処理により、施肥効率の大幅な向上と生育日数短縮による環境ストレス回避に繋がることを解明しました。これらの成果は、肥料や灌漑水などの資源投入力が限られたアフリカの持続的農業の実現と食料問題の解決に貢献するものとして、高く評価されました。

2020年11月11日~13日にオンライン開催されたアグリビジネス創出フェアの中で、受賞者の報告が行われました。

https://www.affrc.maff.go.jp/docs/press/201112_21.html

写真1.ガーナの氾濫低湿地でイネの栽培実験に取り組む辻本主任研究員

写真2.マダガスカルの農家圃場でイネの生育を評価する辻本主任研究員

関連するページ