西垣研究員が日本土壌肥料学会2021年度北海道大会ポスター発表優秀賞を受賞

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令和3年9月14~16日に開催された日本土壌肥料学会2021年度北海道大会(オンライン)において、生産環境・畜産領域の西垣智弘研究員が、研究成果「マダガスカル中央高地におけるマメ科牧草スタイロの栽培がリン動態および後作イネ収量に与える影響」で、ポスター発表優秀賞を受賞しました。

令和3年9月14~16日に開催された日本土壌肥料学会2021年度北海道大会(オンライン)において、生産環境・畜産領域の西垣智弘研究員が、研究成果「マダガスカル中央高地におけるマメ科牧草スタイロの栽培がリン動態および後作イネ収量に与える影響」で、ポスター発表優秀賞を受賞しました。

受賞対象となった研究成果で、西垣研究員は、マダガスカルのリン欠乏農家圃場において、マメ科牧草であるスタイロが、イネやトウモロコシ、ダイズに比べて優れたリン吸収能を発揮することを示しました。さらに、同圃場の翌年のイネ収量は、前年にイネやトウモロコシを栽培していた区画よりもスタイロを栽培していた区画のほうが高くなることも明らかにしました。本研究成果によって、スタイロの栽培が、リン欠乏が問題となっている農地の養分循環とイネの生産性を改善することが明らかとなり、高価な化学肥料の購入が難しい現地農民にとって採用しやすい肥培管理の一つとして貢献できる可能性が示されました。

西垣研究員とポスター発表優秀賞賞状

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