林業領域 河合清定氏が第25回日本熱帯生態学会「吉良賞」奨励賞を受賞

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林業領域の河合清定研究員が、第25回日本熱帯生態学会「吉良賞」奨励賞を受賞しました。受賞対象となった研究は “Variations of leaf and stem traits in relation to altitudinal distributions of 12 Fagaceae species of Mount Kinabalu, Borneo”です。

林業領域の河合清定研究員が、第25回日本熱帯生態学会「吉良賞」奨励賞を受賞しました。受賞対象となった研究は “Variations of leaf and stem traits in relation to altitudinal distributions of 12 Fagaceae species of Mount Kinabalu, Borneo”です。

本賞は、熱帯生態研究の振興と発展に大きく寄与した日本熱帯生態学会の会員に授与されます。受賞日は令和3年6月26日(土)です。

河合氏は、これまで温帯や熱帯樹種を対象に、葉や材のかたち(形態形質)の機能および適応的な意義を研究してきました。受賞対象となった研究では、ボルネオ島熱帯山地林の主要構成種であるブナ科樹木において、葉が厚く、葉面積当たりの乾燥重量が高い樹種が、より高標高に、かつより幅広い標高帯に分布することを明らかにしました。熱帯山地林は標高によって見られる種が大きく異なることが知られていましたが、本成果はそのメカニズムの一端を明らかにするものです。また、本成果から、簡便に測定できる葉のかたちを調べることで、種が分布する標高を予測でき、林業樹種の適正植栽環境や気候変動による気温上昇の影響評価予測への貢献が期待されます。

河合氏の成果は、研究が遅れている熱帯山地林において、環境適応における葉のかたちの重要性を明らかにし、環境適応型林業への基礎知見を示した功績が評価され、本賞の受賞に至りました。

日本熱帯生態学会と「吉良賞」奨励賞に関して:
https://www.jaste.website/gakkai

受賞論文へのリンク:
https://doi.org/10.3759/tropics.MS19-14