岩永理事長がインド中央塩類土壌研究所創立50周年イベント「Golden Jubilee International Salinity Conference」に出席

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資源・環境管理
国名
インド

2019年2月7~9日(木~土)にインド中央塩類土壌研究所(CSSRI)にて、同研究所の創立50周年を記念して「Golden Jubilee International Salinity Conference」が開催されました。この会議にはインドを始め18カ国から275人の研究者が参加し、国際農研からは、岩永理事長ら6名が出席しました。

2019年2月7~9日(木~土)にインド、ハリアナ州、カルナール市、インド中央塩類土壌研究所(CSSRI)において、同研究所の創立50周年を記念して「Golden Jubilee International Salinity Conference」副題「Resilient Agriculture in Saline Environment under Changing Climate: Challenges & Opportunities」が開催されました。CSSRIは土壌塩類問題に専門に取り組む国立研究所で、国際農研と共同研究を実施している機関の一つです。この会議にはインドを始め18カ国から275人の研究者が参加し、国際農研からは、岩永理事長ら6名が出席しました。

岩永理事長は、初日午前中の開会式典にて、CSSRIの創立50周年と会議の開催に対して祝辞を述べました。国際農研は昨年2月にインド農業研究委員会(ICAR)研究協力の覚書(MoU)を締結し、CSSRI及びインド農業研究所(ICAR)のと共同研究を開始していますが、今回壇上にてICAR総裁代理Dr. Suresh K. Chaudhariと岩永理事長がMoU締結のお披露目を行いました。また岩永理事長は、今回の国際会議出席を契機に共催団体であるIndian Society of Soil Salinity and Water Quality名誉会員に任命されました。

開会式典に続くパネルディスカッション「気候変動下における土壌塩類の管理」において、岩永理事長は座長として司会進行を務めました。会議2日目は、飛田プログラムディレクターがCo-Chairを行うセッションにて、国際農研が取り組んでいる土壌塩類問題解決のための研究事例が紹介され、大森主任研究員、大西主任研究員、許プロジェクトリーダーが各々の研究成果の紹介を行いました。

岩永理事長は2月8日、デリーのICAR本部を訪問し、総裁Dr. Trilochan Mohaptraに面会し、今後の研究協力について意見交換を行いました。

この国際会議への参加は、塩類土壌問題の解決に取り組むインド内外の研究者等に、「アジア・島嶼資源管理」プロジェクトが実施している土壌塩類に対する緩和策あるいは適応策に係る調査・研究活動について知っていただくよい機会になりました。今後、インドとの協力関係を広げ連携を強くすることにより、プロジェクトの研究活動と成果の社会実装がいっそう進むことが期待されます。

ICARのDr. ChaudhariとMoUを交換する岩永理事長

ICAR総裁、Dr. Trilochan Mohaptraを訪問した岩永理事長(2019年2月8日)

CSSRIの創立50周年の祝辞を述べる岩永理事長

CSSRIのP. C. Sharma所長よりIndian Society of Soil Salinity & Water Qualityの名誉会員証を授与される岩永理事長

Co-chairの役割果たしねぎらわれる飛田PD

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