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1023. サミットからシステム全体の変革へ

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1023. サミットからシステム全体の変革へ

 

2021年9月、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成のためには持続可能な食料システムへの転換が必要不可欠だという、グテーレス国連事務総長の考えに基づき、国連食料システムサミットが開催され、2023年7月、そのフォローアップにあたる「国連食料システムサミット2年後会合(UNFSS+2)」が、イタリア・ローマの国連食糧農業機関(FAO)本部にて開催されました。 

UNFSS+2以降、食料システム変革加速に向けた進展についてとりまとめた国連事務総長レポートは、2025年に予定されている次のストックテーキング・モーメントに向けた目標達成のためのアクションを呼びかけました。

「サミットからシステム全体の変革へ:‘From Summits to Systemic Change: Progress in Food Systems Transformation Since UNFSS+2’」と題した国連事務総長レポート (E/HLPF/2024/6)は、国際社会が飢餓ゼロ・食料栄養安全保障という目標を達成するために、野心・決意・ビジョンを共有すべきと提言しています。

国連事務総長は、食料システム変革を、2030年持続開発目標達成に必要な6つの移行(one of the six transitions)の一つと位置付けています。レポートは、2025年のUNFSS+4の優先事項として、食料システム変革を通じた気候変動・生物多様性・栄養・飢餓・貧困問題の解決、およびインパクト測定に焦点をあてた食料システム変革の評価、を挙げています。

 

(文責:情報プログラム 飯山みゆき)
 

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