2025年8月25日、ラオス・イネ換金作物研究所(RCCRC)のシーヴィンケーク・ポンマラット所長をはじめとする4名の代表団が国際農研を訪れ、理事長および理事を表敬しました。
RCCRCは、ラオス国立農林研究機構に属する研究機関であり、これまで国際農研とはイネ育種や食品加工に関する共同研究を通じて連携を深めてきた、ラオスの農業研究における重要なパートナー機関の一つです。
今回の訪問は、低炭素農業や温室効果ガス(GHG)排出削減に資する栽培技術に関する海外での先進的取り組みを理解することを目的に、8月25日から29日まで、つくば本所および熱帯・島嶼研究拠点(石垣市)における国際農研の研究活動を視察されます。
理事長・理事への表敬後には、ポンマラット所長による特別セミナーが開催され、ラオスの農業を取り巻く現状や、気候変動および食料問題に対応したRCCRCの研究活動が紹介されました。水田からのGHG排出削減、換金作物の病害虫防除、大豆の加工技術など、国際農研にとっても重要な研究分野を中心に活発な情報交換が行われました。