8月も残りわずかになりました。皆さん、自由研究は進みましたか?
国際農研(JIRCAS)では、この夏、未来を担うこどもから大学院生まで幅広い世代に向けて、研究活動や国際協力の最前線をわかりやすく紹介する取り組みを行いました。その概要をご紹介します。
7月31日:こども見学デー・つくばちびっ子博士2025
夏休み恒例の「こども見学デー」と「つくばちびっ子博士2025」を同時開催しました。今年のテーマは「のぞいてみよう!開発途上地域の農林水産業」。研究紹介や体験を通じて科学や世界の農林水産業に親しんでいただきました。当日は200名を超える来場者でにぎわいました。
体験コーナーでは、熱帯雨林の葉脈観察や紫黒米を使った米麹の顕微鏡観察に加え、ダイズと病害研究の展示などを行いました。新企画「図書館謎解きツアー」では、研究に欠かせない情報資源にふれながら、クイズ形式で楽しく学ぶことができました。
ミニ講演では、山中直樹主任研究員が「病気に負けない!未来を支える大豆づくり」と題して南米でのサビ病に強い大豆の研究を紹介しました。午後にはタイにある東南アジア連絡拠点とオンラインでつなぎ、現地大学の食堂やタイ料理を紹介するライブ配信を行いました。
参加したこどもたちからは「楽しかった」「勉強になった」「また来たい」といった感想が寄せられ、科学の楽しさを体験しながら夏休みの思い出づくりに繋がりました。
8月6~7日:こども霞が関見学デー(農林水産省)
農林水産省で開催された「こども霞が関見学デー」では、葉脈観察を通じて異圧葉と等圧葉の違いを学びました。それらの知識が環境適応や樹種選定にどのように役立つかを紹介し、研究成果が社会に活かされていることを実感していただきました。
8月25日:農業高校生国際協力実体験プログラム(JICA筑波)
「農業×国際協力」をテーマとした高校生向けプログラムに参加し、浅井英利主任研究員がラオスでの焼畑農業や黒米研究を紹介しました。研究者としてのキャリアや海外での研究の魅力について語り、高校生が国際農業研究を将来の選択肢として考えるきっかけとなりました。ラオス・イネ換金作物研究所(RCCRC)の代表団も参加し、国際的な交流の場となりました。