国立研究開発法人国際農林水産業研究センターでは、標記研究職員の募集を行っております。
任期付研究員の採用は、当センターが推進する研究活動の一層の推進、及び農林水産分野における優秀な研究者の育成を図る観点から実施するもので、今回の採用予定ポスト、応募条件、採用試験要領は下記のとおりです。
公募番号 |
研究領域、ポスト、採用予定人数 |
研究業務内容・実施研究課題例・キーワード |
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近年、ITやAIの進歩に伴い、高度なセンシング技術や情報分析手法を活用したスマート農業が注目されている。開発途上地域においてもこれら先進技術への関心は高く、土壌肥沃度の評価や水資源等の把握、作物の生育診断等に活用することで、環境に即した持続的な農業生産への貢献が期待できる。 そこで、これまで国際農研が行ってきたGISやリモートセンシングによる農業環境評価や生育モニタリング等を高度化するため、光学センサを搭載した高解像度衛星やマイクロ波観測衛星、UAV等に搭載するマルチスペクトルセンサ等の多様なリモートセンシング情報と、機械学習をはじめとするAIを複合的に活用し、開発途上地域における農作物の生育診断や収量予測、圃場管理、農地環境評価等を高い精度で行うための技術開発を担う若手研究者を募集する。技術開発にあたっては、リモートセンシング情報の解析と、生育モデルや各種環境モデルを組み合わせることで、多様な目的や対象スケールに対応するとともに、受益者に即したアウトプットを提供することで、開発途上地域における確実な社会実装を目指す。 当該研究員には、上記の技能や研究実績に加え、国内外の研究者と協力し、アジア・アフリカ等の開発途上地域における調査研究を推進するための協調性や優れた国際感覚、新たな研究対象に果断に挑戦する積極性を有することが期待される。 【実施研究課題例】
【キーワード】
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国際農林水産業研究センター(国際農研)は、熱帯農業研究センターとして発足して以来、50余年にわたり熱帯・亜熱帯地域及び開発途上地域における農林水産業技術の向上のための研究開発で我が国の中核的な役割を担ってきた。 第5期中長期目標(令和3~7年度)では、地球規模の食料・環境問題の解決を目指して効果的・集中的な研究開発を行うとともに、関連情報の収集・発信等の機能の強化に取り組むこととしている。近年、開発途上地域の農林水産業を取り巻く環境は激変しており、食料システムの転換、分野横断的な学際的研究開発等、従来の農林水産業研究の枠にこだわらない、柔軟で斬新な発想に基づく革新的な研究開発が求められている。 これまで国際農研では、研究分野を特定した研究職員の募集を行ってきたが、若手研究者の自由な発想を活用するため、広く門戸を開放して、専門分野や研究課題を限定しない若手任期付き研究職員(任期5年、若干名)を募集する。 本研究業務に応募を希望する者は、国際農研が第5期中長期目標期間で実施する業務(研究プロジェクトの一部など、ホームページなどを参照)に対して、自らの専門知識・経験を活かしたどのような貢献ができるかをアピールすることを求める。提案は、国際農研の第5期中長期目標の達成に資するものとするが、現行目標の枠を越えた革新的な技術開発や研究手法が含まれる提案も妨げない。 【実施研究課題例】
【キーワード】
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