国際農研の共同研究者であるナイジェリア大学オボンナ教授が外務大臣表彰を受賞

令和2年12月1日、国際農研の共同研究者であるナイジェリア大学微生物学部ジェームス・C・オボンナ教授(元ナイジェリア大学副学長)が、令和2年度外務大臣表彰を受賞することが外務省から発表されました。

令和2年12月1日、国際農研の共同研究者であるナイジェリア大学微生物学部ジェームス・C・オボンナ教授(元ナイジェリア大学副学長)が、令和2年度外務大臣表彰を受賞することが外務省から発表されました。

外務大臣表彰は、多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍し、我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人および団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いすることを目的としています。

オボンナ教授は、農林水産省委託プロジェクト研究「途上国における農産廃棄物の有効活用による気候変動緩和技術の開発」(平成25~29年度)において、ナイジェリアに存在する農産廃棄物からのバイオエタノール変換技術開発について、国際農研と共同研究を行いました。国際農研はオボンナ教授と協力し、現地で適用可能な技術開発として自然界から酵母の分離と選抜を行い、高いストレス耐性と発酵能を有する酵母を取得しました。そして、この酵母を用いて、キャッサバ残渣からの燃料エタノール生産を発酵槽スケールで実現し、現地で導入できる技術モデルとして提示しました。

また、ナイジェリアにおいてこの技術を導入したときのインパクトを、システムのコスト面および、社会面、環境面に及ぼす影響から俯瞰的に評価しました。オボンナ教授は、技術導入のインパクトに関する社会科学的な解析にも、大きく貢献しています。

オボンナ教授は、2018年1月にナイロビで開催された、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)・世界アグロフォレストリーセンター(ICRAF)と国際農研が共催した国際ワークショップ「アフリカにおける持続可能な農村バイオエネルギー解決策」でも、国際農研との共同研究の成果について講演されました。

オボンナ教授は、1995年から2002年まで筑波大学准教授として応用生化学に関して教鞭をとられ、微生物発酵やバイオプロセス工学について多くの論文や著書を発表している優秀な研究者です。2020年現在も精力的に研究論文を発表されており、現役の研究者として活躍されています。国際農研の共同研究者であるオボンナ教授の受賞に、心よりお祝い申し上げます。

2015年11月にナイジェリア大学オボンナ教授とイボクウィ教授が国際農研を訪問されたとき(左から、2人目オボンナ教授、3人目岩永国際農研理事長、4人目イボクィ教授)

2014年9月 ガーナ大学で講演するオボンナ教授

2018年1月にナイロビで開催された、国際再生可能エネルギー 機関(IRENA)・世界アグロフォレストリーセンター(ICRAF)と国際農研が共催した国際ワークショップ「アフリカにおける持続可能な農村バイオエネルギー解決策」にて「Production of Ethanol from cassava wastes in Nigeria」という演題で講演されたオボンナ教授。