JIRCAS無人航空機(UAV)利用促進プラットフォームは、途上国での農業研究における効果的なUAV利用に向けた情報・意見交換をおこなうワークショップを2016年12月6日に開催しました(会場:JIRCAS研究本館)。
今回のワークショップでは、講師としてお招きした森林総研の古家直行氏、山梨県富士山科学研究所の安田泰輔氏、かずさDNA研究所七夕高也氏、JIRCASの廣内慎司主任研究員の4名より、実際のUAVを用いた研究事例や画像解析技術の農業研究への応用例について情報提供が行われました。また、JIRCAS川村健介研究員からは途上国農業研究へのUAV利用の意義や問題点、それに対応するためのJIRCASの取り組みについて情報提供が行われ、総合討論では、今後、UAVの利用促進を進める上で必要な技術開発や研究体制等、多岐にわたる活発な議論が行われました。
本ワークショップには、大学や研究機関、民間企業から計28名が参加し、情報・意見交換を通じ、UAV等の新しい計測技術の利用の可能性と難しさを確認するとともに、異分野連携による研究の活性化が今後一層重要になっていくとの認識を共有しました。
このワークショップを含むJIRCAS無人航空機(UAV)利用促進プラットフォームの活動は、平成28年度理事長インセンティブ専門別活動・異分野連携支援経費の支援を受けて実施されています。