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286. フードシステムと科学技術

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2021年4月26-28日、オンラインでノーベル賞サミットが開催されました。開会セッションにおいて、著名な研究者らは、現在の気候危機・生物多様性喪失の状況に警鐘を鳴らすと同時に、人類がこれまでも資源枯渇や環境破壊の危機を科学技術によって乗り越えてきたことに言及しました。その中で、「緑の革命」が起こるまでは飢饉によって多くの命が失われていましたが、今や食べ過ぎで健康を損ねる人々が多いほど世界的には食料供給を満たすようになったことが言及されました。科学者らは、気候危機・生物多様性危機の解決において科学への楽観主義を掲げ、次の10年間のアクション・連携の重要性を訴えました。

「私たちの地球、私たちの未来」というサミットのスローガンは、国際農研のミッション「地球と食料の未来のために」とも重なります。先日、科学技術週間に合わせて開催された国際農研の一般公開にて行われたミニ特別講演「地球と食料の未来のために フードシステムと科学技術」では、20世紀以来のフードシステムと科学技術の展開を踏まえ、プラネタリー・ヘルスのために必要なアクションを解説しています。その動画を以下に公開しています。

(ゴールデンウィーク中はPick Upをお休みし、5月6日(木)より再開する予定です。)

参考文献
JIRCAS channel
https://www.youtube.com/channel/UCkH9x1x5SAUWTOmGBU6pOFw 
(文責:情報プログラム 飯山みゆき)
 

 

 

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