未来科学人材アカデミー第28回:名古屋市立久方中学校で発酵食品研究について講義を実施

令和8年3月19日(木)、国際農林水産業研究センター(JIRCAS)は未来科学人材アカデミーの一環として、第28回講座を名古屋市立久方中学校で出張開催しました。同校では、働くことの尊さや人との関わり方を学び、将来の進路を考える機会を提供することを目的として職業講話体験会を実施しています。今回の講座はその一部として実施され、食品研究を含む6分野(医療技術、美容技術、イラストレーター、自動車ディーラー、プロスポーツ)から生徒が興味のある講話を選択し、1年生109名が参加しました。

未来科学人材アカデミー

令和8年3月19日(木)、国際農林水産業研究センター(JIRCAS)は未来科学人材アカデミーの一環として、第28回講座を名古屋市立久方中学校で出張開催しました。同校では、働くことの尊さや人との関わり方を学び、将来の進路を考える機会を提供することを目的として職業講話体験会を実施しています。今回の講座はその一部として実施され、食品研究を含む6分野(医療技術、美容技術、イラストレーター、自動車ディーラー、プロスポーツ)から生徒が興味のある講話を選択し、1年生109名が参加しました。

食品研究分野の講座を担当した丸井淳一朗主任研究員(生物資源・利用領域)は「発酵で世界とつながる仕事」と題して、国際農研が進める世界の食料問題への取り組みや、地域農産物の有効利用に貢献する発酵食品の研究開発について説明しました。

丸井主任研究員は、自身が行ったタイやラオスなど東南アジアでの研究実例を写真やサンプルなどを交えて紹介しながら、発酵を支える微生物がもつ力や、国際協力の現場で求められる課題解決力について生徒と一緒に考えました。研究体験では、日本の麹菌がもつ酵素の働きを可視化する実験、市販の麹甘酒を使った模擬的な嗜好性調査など、生徒が実際に手を動かして学べるプログラムを実施しました。

生徒からは積極的な質問が寄せられ、発酵食品の多様性、微生物の働き、東南アジアと日本の食文化の比較について、活発な意見交換がありました。また、「国際連携の現場でどのような困難があり、それをどのように乗り越えているのか」など、研究者としてのキャリアや国際協力に関する質問も多く寄せられ、科学技術の社会的役割や将来の進路について考える貴重な機会となりました。

今後も未来の科学人材の育成に向けて、研究現場に直接触れる機会を提供し、科学技術への興味・関心をさらに高めていきたいと考えています。

JIRCASは、将来の科学技術を担う中高生を対象に、最先端の研究や科学的思考に触れる学びの機会を提供しています。本事業「未来科学人材アカデミー」の概要やお問い合わせについては、こちらの事業紹介ページをご参照ください。 

講義とともに、生徒による実験も実施

ヨウ素-デンプン反応を用いて麹菌の酵素の働きを確認

ヨウ素-デンプン反応を用いて麹菌の酵素の働きを確認

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