イタリアCREAおよびISMEAの代表団が国際農研を訪問

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2026年3月10日、イタリアの農業研究機関CREA(Council for Agricultural Research and Agricultural Economics Analysis)のAndrea Rocchi会長および農業・食品市場サービス機関ISMEA(Institute of Services for the Agricultural and Food Market)のSergio Marchi会長らが国際農研を訪問し、小山理事長らと意見交換を行いました。

2026年3月10日、イタリアの農業研究機関CREA(Council for Agricultural Research and Agricultural Economics Analysis)のAndrea Rocchi会長および農業・食品市場サービス機関ISMEA(Institute of Services for the Agricultural and Food Market)のSergio Marchi会長らが国際農研を訪問し、小山理事長らと意見交換を行いました。

国際農研の概要紹介に続き、ISMEAからは、CAP戦略の中で位置付けられた保険制度や相互扶助基金、全国相互基金AgriCATを中核とする農業リスク管理システムに加え、衛星データや機械学習を活用した干ばつ・洪水被害評価の事例が紹介されました。CREAからは、イタリア農業・食料産業の現状、研究体制や精密農業、デジタル技術等を通じた持続可能性向上への取り組みが説明されました。続いて、国際農研からは林慶一 環境プログラムディレクターが、生物的硝化抑制(BNI)技術を活用した窒素循環の改善と持続的農業生産に向けた研究の歩みと国際展開を紹介しました。また、エビ陸上養殖施設の見学も行われ、マーシー・ワイルダー水産領域プロジェクトリーダーが社会実装に向けた研究内容を説明しました。

意見交換では、CREA側から、国際農研は国際共同研究の推進や成果の社会実装に関して優れたモデルであるとの評価が示され、特にBNI技術への高い関心が表明されました。そのうえで、今後の連携枠組みの中でBNIが具体的な協力分野の一つとなり得ることが確認されました。また、ISMEAが構築している農作物の災害補償・リスク管理スキームについては、日本の農業災害補償やリスクマネジメントの高度化に向けて学ぶべき点が多いとの認識が共有されました。

国際農研は本訪問を契機として、CREAとの共同研究やBNI分野での協力の具体化、ISMEAの知見を踏まえた研究・情報発信の強化などを通じ、イタリアとの連携可能性を深化させていく方針です。
 

ISMEA会長による農業リスク管理システムの説明(写真中央)

ISMEA会長による農業リスク管理システムの説明(写真中央)

林PDによるBNI研究の取り組み紹介

林PDによるBNI研究の取り組み紹介

マーシーPLによるエビ陸上養殖の研究紹介

マーシーPLによるエビ陸上養殖の研究紹介

イタリア代表団との記念撮影

イタリア代表団との記念撮影

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