令和7年8月25日(月)、愛知県立岡崎高等学校の2年生28名を国際農林水産業研究センター(JIRCAS)に迎え、未来科学人材アカデミー第9回講座を開講しました。
令和7年8月25日(月)、愛知県立岡崎高等学校の2年生28名を国際農林水産業研究センター(JIRCAS)に迎え、未来科学人材アカデミー第9回講座を開講しました。
同校では、国際的な事業や最先端の科学技術に触れることで、生徒の科学への興味・関心を高め、進路意識の向上を図ることを目的に、筑波研究学園都市の研究機関での研修を毎年実施しています。
はじめに、JIRCASの研究活動や国際共同研究の概要、世界各国のパートナーと協力して進める農林水産業分野の研究が社会にどのように貢献しているかについて紹介しました。特に、開発途上国での研究が日本の生活とどのように関係しているかについて、生徒自身に考えてもらいました。また、農林水産業分野の研究とSDGs(持続可能な開発目標)との関係についてはグループごとに発表し、多様な視点を共有しました。
続いて、岡本卓哲研究員(日本学術振興会特別研究員、生産環境・畜産領域)による講義があり、大学・大学院の選択や、現在取り組んでいるイネの研究に至るまでの経緯について、自身の経験をもとにキャリア形成の過程について説明しました。また、世界各国の農業現場や研究機関を訪問した際の経験について、写真を多用しながら紹介しました。
さらに、熱帯地域におけるイネ生産の現状や、その改善に向けた研究内容についても、現地の写真やエピソードを交えて解説しました。生徒たちは、微生物の活用やリン肥料の効率的な利用技術(P-dipping)などの話に熱心に耳を傾けていました。
岡本研究員は、「トビタテ!留学JAPAN」など自身が活用してきた海外経験を積むための制度についても紹介しました。世界を広く見渡し、幅広い進路の可能性を知ってほしいというメッセージが伝えられ、生徒たちは真剣な表情で講義に聞き入っていました。
今回の訪問を通じて、生徒たちは科学技術の社会的意義や国際協力の重要性を再認識し、自身の進路や将来の目標について考える貴重な機会となりました。今後も、未来の科学人材の育成に向けて、研究現場に直接触れる機会を提供し、科学技術への興味・関心をさらに高めていきたいと考えています。