COP28における農林水産省イベントにおいてグリーンアジアの取組を紹介

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令和5年11月30日~12月13日にかけて、アラブ首長国連邦(ドバイ)において「国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)」が開催されました。国際的なイニシアティブであるAIM for Climateのイベントの一つとして、農林水産省主催により、グリーンアジアを紹介するセミナーが12月10日に開催されました。

令和5年11月30日~12月13日にかけて、アラブ首長国連邦(ドバイ)において「国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)」が開催されました。COP28においては、気候変動に対応するための農業・食料システム分野におけるイノベーションを加速するために立ち上げられた国際的なイニシアティブであるAIM for Climateのイベントの一つとして、農林水産省主催により、国際農研のプロジェクトであるグリーンアジア(注)を紹介するセミナーが12月10日に開催されました。

同セミナーでは、国際農研からグリーンアジアの成果の一つである「アジアモンスーン地域の生産力向上と持続性の両立に資する技術カタログ」の策定、国際科学諮問委員会の開催、 各国研究機関との共同研究による技術の応用促進の実施等、グリーンアジアの活動の概要を紹介しました。このうち、グリーンアジアにおける実証研究の課題の一つでもあるBNIコムギについてはより詳細な説明を行いました。これに続き、国際農研の国際共同研究のカウンターパート機関であるネパール農業研究協議会(NARC)から、グリーンアジアの下でのネパールにおけるBNI 強化コムギの栽培実証研究を紹介しました。このように、グリーンアジアの取組と更なる国際連携への取組等について情報発信を行いました。

セミナー後には、国連、大学、民間企業等の方々からセミナーの内容に高い関心が示され、日本の取組への認知度の向上の機会となったとともに、今後の連携の可能性の拡大にもつながり得る機会となりました。

(注:アジアモンスーン地域各国への技術の応用促進の取組を実施する国際農研のプロジェクト)

舟木PLによるグリーンアジアの紹介

吉橋PLによるBNIコムギの紹介

多くの方がセミナーに参加

セミナー案内が大きく取り上げられた(右は農林水産省農林水産技術会議事務局国際研究官室の嶋田総括、左はネパールNARCのKhem Raj Pant氏)

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