福田善通博士が「イネいもち病抵抗性判別システムの普及と利用」で日本育種学会賞を受賞

関連プログラム
農産物安定生産
国名
日本
国際農研においてイネいもち病防除技術開発のための国際ネットワーク研究を推進した福田善通博士(元 熱帯・島嶼研究拠点、前 生物資源・利用研究領域 主任研究員)が、2020年度日本育種学会賞を2021年3月20日付けで受賞しました。

国際農研においてイネいもち病防除技術開発のための国際ネットワーク研究を推進した福田善通博士(元 熱帯・島嶼研究拠点、前 生物資源・利用研究領域 主任研究員)が、2020年度日本育種学会賞を2021年3月20日付けで受賞しました。

受賞題目は「イネいもち病抵抗性判別システムの普及と利用」で、アジア,アフリカの熱帯の開発途上地域を対象とし、イネいもち病菌菌系の病原性やイネ品種の抵抗性を評価できる判別システムの開発と普及を図るとともに、世界的なイネいもち病菌レースの分布、イネ品種の抵抗性変異も明らかにしました。このことにより、インドネシア、ベトナム、フィリピン、バングラデシュなどの国では独自の判別システムを用いた防除技術の開発や品種改良の取り組みが可能となりました。今後の持続可能な安定的なイネ生産にむけて、判別システムを基礎とした、抵抗性遺伝子や菌系の病原性の評価、抵抗性育種素材の育成、菌レースの動態解明等による防除技術開発研究の基盤が構築されたと言えます。

2021年の3月20日の日本育種学会(オンライン)で受賞講演が行われました。 引き続くコロナ禍のため2021年秋の育種学会(弘前大学)もオンラインとなったため授賞式は取りやめとなりましたが、賞状と副賞(メダル)が日本育種学会より授与されました。

日本育種学会ホームページ
https://www.nacos.com/jsb/07/07prize_2020.html

福田善通博士(元 熱帯・島嶼研究拠点、生物資源・利用研究領域 主任研究員)

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