国際農研は、9月7日、アジア太平洋食糧肥料技術センター(FFTC)と共同研究に係る覚書(MOU)を締結しました。FFTCは1970年に台北(台湾)に設立された国際機関であり、アジア・太平洋地域を対象として、研究機関の研究成果を収集し、小規模農家の生産や収入を改善することに有益な技術情報を提供する活動を実施しています。
国際農研は、JIRCAS-FFTC国際イネいもち病ワークショップ(令和2年9月18日、つくば)等の国際会議をFFTCと共催している他、岩永理事長がFFTCの技術諮問委員会(TAC)のメンバーを務めるなど、緊密な協力を実施しています。
FFTCはワークショップ、セミナー等を通じたアジア太平洋地域への技術普及に取り組んでおり、MOUを締結してFFTCとの連携を強化することにより、アジア太平洋地域において、国際農研の研究成果の社会実装が一層進むことが期待できます。